テリー・ファリッシュ
バリー・ルート
村上 春樹
文庫
講談社
発売:2008/12/12
525円







猫好きのとあるお友達がお薦めされていたので、買ってみました。
さすが、お薦めされてる通り、◎でした。

猫ってきまぐれでって言うけれど、結構この絵本に出てくる猫みたいに、
いろいろ感じて、いろいろ思ってることってあるんだと思います。
これは、多分人間同士にも言えることであって、
大丈夫だろう、と勝手に判断してしまうと、実は大丈夫じゃない、
そして強がっていても、心に隙間が空いてしまうことになるのではないかな。

でもこの絵本では、1人と1匹の絆はそんなに柔でなかったので、
とってもほほえましくて、やっぱりこうでなくちゃと思わせてくれる結末を迎えるのです。

J.K.ローリング
単行本
静山社
発売:2008/07/23
3,990円









やあっと読み終えました。最終巻。
いつものごとく、今までの内容をかなり忘れてる、特に人が思いだせない・・・ので、
前半が主に苦労したけれど、読み終わったあとは、よかったな～～というのが感想。

上巻だけ読んでると、かなり危ない目に合うし、ちっとも先に進んでないような気がして、
本当にこれ、終わるんよね？と思うほどだったから・・・。

ある人とある人の強い約束、そしてある人の強い想いがハリーを最後へと導いてくれた。
何かはあるんだろうなあとは思っていたけれど、まさかのまさかでしたね。
せつなくなりました。

もうちょっと間をおかずにシリーズ7巻全部読めたほうがよかったのかもね。
何となく平和な？感じでのファンタジーを求めるなら、きっと初期の方が面白かったけど、
7巻も最後までたどり着いてこその意味がちゃんとあるものだったと思います。
でも、こんな感じの本を読むのは結構しんどいかもね。

ISBN:4915512576
単行本
J.K.ローリング
松岡 佑子
静山社
2006/05/17
￥3，990





前回の最後にわかった、予言。
その予言さえなかったら、ハリーは普通の魔法使いでいられたのに、
そのことで、沢山の大切なものを失ってしまったことを知ってしまった。
そんな中始まった新学期では、ふくろう試験を合格してより高度な
魔法授業と宿題をこなしていくハリーたち。
そんな中、魔法薬の授業で偶然手に入れた教科書には、
謎のプリンスという人物の書き込みが・・・。
これによってハリーはとても助けられるけど、謎のプリンスとは
一体誰なのか、この巻のキーパーソンであります。

ダンブルドアからの個人授業では、名前を言ってはいけないあの人の、
過去を段々と知っていくことになります。
ダンブルドアから自分で手に入れるようにと言われた記憶も、
最初はどうなることやらと思ったけれど、うまくいった。
しかし、その後待ち受けていたのは、何物にも変えがたい犠牲。
ハリーはずっと、みんなに訴え続けていたのにね。
ある人の死はこのまま何も変わらないのかな。
その死の原因を作った人たちは、ハリーの思ったままの人たちなのか。
何かダンブルドアが信じていた根拠と言うものがあるのか、
それは、7巻であり最終巻を読み終わってみないと、分からないわけです。

続きが早く読みたいって思ってしまうけれど、いつ刊行されるやら。
これ以上誰かがいなくなってしまう様な話ではなければいいけれど。

名前を言ってはいけないあの人との戦いだけでは、
とても暗い話になってしまうけれど、今回はロマンス面も花盛り。
そう思うと、みんな大人になってるんだなあと思う。
ハリーは最初苦しい片思いに悩んでるし、ロンは投げやりなことをするし、
ハーマイオニーはそれで怒ってるし。
みんな素直になればいいのにね、と思うけれど何でまた
そうそうコロコロ変わるかなとも思わないでもなかった。
こっちの面でのハリーの決断は、とっても悲しいものであって、
チョウの時とは違って、気持ちが離れたわけではないのにな・・・
と思うと、やるせないですね。
どうか平和が戻って、2人や周りの人たちが幸せになれますようにと
思わずにはいられない。
あとは、意外？なカップルが2組ほど。
いやでも、とっても2組ともいいよ、本当に。

最終巻、どんな未来がハリーたちには待ち受けているのでしょうか。
早くも読みたくなってきた・・・。

ISBN:406270580X
単行本
乙一
講談社
2006/05/31
￥2，100





久しぶりの乙一さんの新刊！
どうやらこれは、子供向け？
「かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド」
というシリーズの一環らしい。
他にも普段は、児童書は書かなさそうな作家さんたちが、
子どもでも読めるミステリーとして、次々と刊行されてるようで。
漢字もかなり少ないし、ふりがなもたくさんふってあります。

主な登場人物が、チョコレートの銘柄であるところが、とてもおもしろいし、
単純な少年の冒険物語でもなかったのはよかったけれど、
これまでの乙一さんの作品と比べるとどうかな・・・。
子どもも読めるものとして、読むならばまあまあかもしれません。
でも、ドゥバイヨルとかいいのかな・・・。
かなり残酷だと思うけど・・・。

あとがきは短かったけど、いつもの調子なのでおもしろかったです。
ぜひ次は普段の小説を。
もしくは、ファウストあたりの掲載をまとめて単行本化してくれないかな。

ISBN:4062528789
単行本
木村 裕一
あべ 弘士
講談社
2005/11/02
￥1，050



「あらしのよるに」シリーズ最新作。
私が「あらしのよるに」に出会ったのはもう3年も前。
週4日ほど通ってた場所が場所だったため、
この本の存在をよーく聞くようになり、気になって読んでみたのが始め。

1番最初の「あらしのよるに」では2匹がお互いの正体を知らず仲良くなっていくのが、
とてもユーモラスで。
これ1冊だけでも、とても印象に残る絵本。
そのあとシリーズになっていることを知り、ちょうど前回のお話のところまでである
「ふぶきのあした」までを短期間で読みました。
最初はほんわかとした2人のやり取りが、だんだんとそれぞれの仲間を引き込んで、
大問題に発展していったところ、まるでロミオとジュリエットのように。
そして、「ふぶきのあした」の内容。
あの頃はいろいろ絵本は読んでいたけれど、結構衝撃的だったね。
こういう終わり方もあるのか、といろいろ考えました。
その後、総集編のような「しろいやみのはてで」が出たときも読んでみたし。

今回の1冊はその続編です。
読んでみてその後が分かってよかったという部分と、
あのまま終わりでもよかったという部分と、半分ずつくらいというのが
読み終わったあとの感想です。

友達にしろ他の大事な人にしろ、離れてしまったり遠くへ行ってしまった人は
誰にでも少しくらいはあることでしょう。
本にも書いてあったけれど、「あらしのよるに」を読んでいると、
そういう人のことをそっと思い返して浸ってしまうこともあるかもね。

もうすぐアニメ映画も公開です。

ISBN:409290312X
単行本
Darren Shan
橋本 恵
小学館
2004/03/31
￥1，575



長かったこのシリーズも最終巻。
半分意地で読みきったようなものだけど。

バンパニーズ大王との最後の戦い。
それで、もっと驚くべき事実の発覚。
それを防ぐためにとったダレンの行動。
時間とかがねじれて正直ややこしかったけど・・・。

でもそれならば、自分の運命とやらを誰かに擦り付けただけにならない？
と思ってしまうのは、そうそう正直にこういうお話をおもしろいと
思えなくなってくる年齢なのかなぁ、やっぱり。

とりあえず何で、主人公の名前と作者の名前が一緒なのかは、
これを読んだら分かります。

ISBN:4774606367
単行本
あさのあつこ
教育画劇
2005/01/07
￥1，680




バッテリー完結。
この本ほど、投げるとか打つとかだけにこだわった野球の話も
ないんじゃないでしょうか。
最後までそうだった。
掴みどころが、分からなくなりそうなときもあったけれど。

試合の結果がどうだとか、高校野球なら甲子園で全国制覇だとか、
そういうことを目的としているのが普通。
少なくとも、私が今まで読んできた野球の物語は。
まぁほとんどがマンガなんですが・・・。

巧は投げるということにこだわり、豪は受けるということにこだわる。
そして門脇は、そのボールを打つということだけにこだわる。
周りの人間はそのためも含め、自分たちだけのための野球をやる。

正直、きざしみたいなものが見えてはいたけれど、
巧の気持ちが本当に変化したのかどうか、よくわからない。
でも、海音寺が豪をバッターボックスに立たせたのは、
1番の効果があったんじゃないかな。

しかし・・・なんともいえない場面での「完」の文字。
あとは想像にお任せしますってことなんだろうなぁ。
その場面もだし、1年後とか3年後とか、青波のこととか
しばらくは考えてしまいそうです。

ISBN:4062122294
単行本
あさの あつこ
講談社
2004/02
￥998




NO.6を追われた紫苑。
西ブロックではNo.6での常識は通用せず、
ネズミとはうまくやっていくことが出来るのか。
いつか敵になるかもしれないネズミ。
そのネズミにどちらを選ぶのかと聞かれて、紫苑はどちらも取れない。

ネズミって本当に何者なんだろうね。
2巻目を読んで、ますます謎が深まった。
どうやら、紫苑のことは口で言うほど冷たくあしらいたくないようだけど。
紫苑の父親のこととか、沙布のことも謎。
このシリーズもいつまで続くか分からないけど・・・。

ISBN:4092903111
単行本
Darren Shan
小学館
2004/08/10
￥1，575




意外に早く順番が回ってきた11巻。
土日使って2日で読み終わりました。

10巻でハーキャットの正体を突き止めた2年後から、再開です。
そのままシルク・ド・フリークと旅をしながら過ごす2人だったが、
次の行き先がダレンの故郷だということを聞かされる。
複雑な思いのダレンだったけれど、家族や昔の友達の行方が
どうしても気になってしまったようです。
そして何か起きそうな気がするとの予想通り、そこにはバンパニーズ大王たちが
待ち構えていたのだけれど・・・。

とにかく、バンパニーズ大王のやり方が汚くて。
それも1つだけでなく、いくつものことが。
何が彼をそこまでさせるのか、やっぱりバンパイアになれなかったことが？

そして、ダレンの中で目覚めようとしている凶悪な気持ち。
今のところ持ちこたえてはいるけれど、どうなってしまうのか。
予言どおりになってしまうのか・・・。

気になるのは、1番最後に明らかになったこと。
この巻の途中で出てきた描写と違っているけど、それは人違いだったってこと？
全ては最終巻にて明らかになるということかな。
さすがにここまでくると、一気に読んでしまいたい気分。

ISBN:4860200977
単行本
はまの ゆか
ブルース・インター・インターアクションズ
2004/06/19
￥1，418




mamechan、それは私であり、あなたであり、彼である。
大人が思いつかないような、ちょっとびっくりなことを平気でしてしまう子ども。
そんなmamechanの春夏秋冬。

よく村上龍氏とのコンビで本を出している、はまのゆかさんの本です。
13歳のハローワークなんかが、有名かな。

最初見たときは、ん？と思っても、あとでなるほど！となります。
この日ははまのさんの個展へ行ってきたので、そこでの秘書のペーコラさんの
解説に納得してしまったのでした。
そして、この本を買ってきたのです。

人生2度目のサイン本となったわけですが、尊敬する作家さんに会うのは、やっぱり照れる。
しどろもどろな話し掛けになってしまったし。
帰った後「○○さんへ」（私の名前）がびみょーに違ったのは、ご愛嬌ってことで。

イベントもあったのでこの日を選んだのですが、会場もほんとに素敵な書店でした。
本の感想とは、少しずれてしまいましたね。

個展、また行きたいです。
近くで開いてくれたら・・・いいな。

ISBN:4092903103
単行本
Darren Shan
小学館
2004/04/28
￥1，575




このシリーズも久しぶり。
そして本を読み終わるのも、ひさしぶり。

今回の話は、本筋から離れたような感じでした。
最終的にはつながっていくのかもしれないけど。

前巻の最後であの人が去ってしまい、そしてバンパニーズ大王の正体も明かされた。
そんなショックな出来事がたくさん起こる中、悲しみにくれるダレン。
ハーキャットと共に、シルク・ド・フリークへ身を寄せます。
バンパニーズとの戦いは、しばらくない状態になったものの、
今度は前世？の影に苦しむ、ハーキャットの正体を知るための旅へ・・・。

今回の最大の出来事は、ハーキャットの正体なんだけど・・・。
これがありなら、何でもありになってしまうんじゃ・・・。
全部デスモンド・タイニー次第で、何でもどうにでもなっちゃうでしょう。

確か12巻で完結？
あと2巻でどうなるのかな。
今回の終わり方のとおりだと、希望は薄いように思えるのだけど。

ISBN:4774605492
単行本
あさの　あつこ
教育画劇
2003/01
￥1，575




久しぶりに読んだ「バッテリー」の続き。
あと1冊で終わりだなんて、読み終わった今となっては寂しい。

巧と豪のバッテリー、このまま終わってしまうのかとも思えたが、
豪は帰ってきた。
しかし、巧は豪の気持ちがつかめない。
そんな気持ちが、巧の投球に表れてしまいます。

そして迫る横手との再試合。
門脇は本気になっていて、そして瑞垣とは人波乱があります。
ある意味ひねくれている瑞垣は1番心配であるけど。

ただ球を投げること。
それを受け止めること。
それだけではいけないのか。
いい野球をするってどういうことなのか。

とにかく、巧の周りには豪を初めとしていっぱいいい人がいて、本当に恵まれている。
人に恵まれているということは、その人にそれだけの魅力があるということだ。
試合がどうなろうと巧と豪にとっての価値ある勝ちをつかんで欲しいなぁ。

ISBN:4062120658
単行本
あさの あつこ
講談社
2003/10
￥998




未来都市。
その名は「No.6」という。
そこで最高ランクの知能を認定されていた紫苑は、将来を約束されていた。
しかし、12歳の誕生日にネズミを受け入れてしまったため、
レールから外れ大きく道からそれて行く・・・。

完璧なはずなのに、おかしなことが起こり始めたNo.6。
2人の運命はどうなっていくのか。


こういう設定の話はあまり読まないのですが、
あさのあつこさんの本で、面白いかもって思ったので読んでみた。
まだ#1なので、序章という感じ。
ネズミ（人の名前）と出会ったことで、紫苑はどうなってしまうのか。
No.6では何が起きているのか。
ネズミの正体自体、何なのかも分からないし。

バッテリーとは全然違う話だけど、続きが楽しみ。

ISBN:4915512517
単行本
J.K.ローリング
静山社
2004/09/01
￥4，200




なるべくネタバレにならないように書きたいけど、どうかな・・・。

ハリーたちは5年生になります。
けど、5年生になるまえに新たな試練が・・・。
そして、闇の魔術に対する防衛術の先生はこれまで以上にややこしそうな先生で、
例のあの人の復活を信じてくれる人も、夏休み中に減っていた。
ハリーにとっては試練の日々が待っています。

そんな耐え難いことが多い毎日のためもあって、ハリーはかなりの確立で怒ってます。
そりゃ、怒りたくもなるでしょうと思うし。
15歳であんな目にあえば、当然怒りたいよ。
この15歳の心の動きは、うまいって思います。
男の子たちはちょっと子どもで、女の子たちはちょっと大人で。

ダンブルドア先生の様子も気になるし、ハグリッドも何かを隠しているし、
スネイプの秘密もあきらかになるし・・・。
（これはたいしたことじゃないような、気がする）

そんな中で自分たちの身を守るために活動したり、初恋の行方が気になったり。

不死鳥の騎士団の活動は、なかなかハリー・ロン・ハーマイオニーたちには
分からないようになっているのですが、個性的な面々がいます。
私はトンクスがいいなぁって思います。

あとウィーズリーの双子については、やってくれたね！！と爽快気分に。

OWL(ふくろう）試験が5年生ではあって、戦いだけがハリーたちにとって重要ではない。
試験の様子や勉強をしているところは、魔法という世界が本当にあるかのような感じです。
こういうところは、夢があるような感じ。
でも将来の職業についての話もあるけど、魔法界にも現実ってものがあるのか。

それでも、裏では戦いへと話が進んで行きます。
そして、ある人の死。
いつ、どこで？とずっと気にしながら読んでました。
誰かが亡くなることは知っていたけど、今回ばかりは確かにつらいね。
でも、思ったよりあっけなかったような気がしたけど。
だって、他の人が死んでないのになんでこの人だけ？って。
ついてなかったというしかないのか。

前回で亡くなった人も確かにつらいけど、読者の立場としては
そんなに重要かな〜？って思ってたのです。

最後には最大の秘密ともいうべきことが、明らかになります。
でも「ハリー・ポッター」としては予言がなかったとしても、
そういうことにはなるんではないのかな、と思った。
ただ、それがハリーである必要があったのかは・・・。
もしかすると、「○○○・○○○○○○と〜〜〜」だったかもしれないのだから。

ちょっと笑ってしまったところをあげるのならば、
ロンおにいちゃんは大変だってことかな。

6巻を読むのはいつになるだろう？

ISBN:4774605174
単行本
あさの　あつこ
教育画劇
2001/09
￥1，575




読み始めてすぐ、話が飛んでいるようなのでどうなってるの？と
思ってしまいますが、そのわけは段々と分かってきます。

1人ずつの力ならば、平均よりずっとうえだと思う巧と豪のバッテリー。
けれど、バッテリーを組むということは個人の力だけよくてもだめで、
2人がバッテリーであることが、ゆらいでしまいます。
とある人の言葉のせいでもあるのだけど、最初は意地が悪いなぁと思ったけど、
その人にはその人なりの、いろいろな思いがあるわけで。
少年の心は複雑だ。

ちょっとよかったのは、豪のお母さん。
息子のことをやっぱり考えてるんだなと思えるところがあってよかった。

巧も豪も、段々と成長していってくれるといいんだけどな。

ISBN:409290309X
単行本
Darren Shan
小学館
2003/09
￥1，575




9巻まできました。
実際のところ、いつになったら終わるんだろう？と密かに思う。

ごめんなさい、訳者あとがきに「先が見えないストーリー」とか
「予想外の展開」とか書いてありますけど、
あの人の正体については、その存在が出てきてから多分そうやないかと思ってた。
ダレンの近くに出現する前から。
だって、、、他に考えられないし。

でも、ある人の最期はちょっとびっくりしたなー。
というか、あの想像はやめてよ、別にいらないんと違うかなと思う。

とにかくバンパニーズ大王とその一味との戦いは続いてます。
なかなか敵も手怖いです。

またあとがきからになるけど、今の時点で前半の折り返しかぁ。
あと10巻くらい続くの？ネタ切れにならない？
とかいいながら、全部読んでしまいそうな気もするんだけど。

ISBN:4774604704
単行本
あさのあつこ
教育画劇
2000/04
￥1，575




部活停止になり、いらだつ巧。
そんな中、やっとのことで復活した部活だったけど、
まだ先輩たちとのわだかまりは溶けず・・・。
3年生はこのまま引退になってしまうのか。

2巻での3年生たちの仕打ちは、ひどいものだと思う。
けど、このまま終わらせてしまっていいのか。
海音寺みたいな、いい先輩だっているんだし。

巧はボールが投げられればいい、そう思っているけど、
それだけじゃやっぱりだめなんだと思う。
このまま行くと、どうなってしまうか心配。

今回とある勝負をこのバッテリーはするんだけど、
そのことが原因でこれまでにない喧嘩を巧と豪はします。
豪が怒る気持ちはわかるなぁ。

あと、青波。
お兄ちゃんには負けん。
まだ小さい青波だけど、どうなっていくか楽しみ。
そして、4巻での試合も。

そういえば文庫も2冊目が出たみたい。
あとがきをさっと読んだけど、バッテリーは6巻までなのか。
ちょうどこれで半分。

ISBN:4774604283
単行本
あさのあつこ
教育画劇
1998/04
￥1，680




2巻。
巧と豪は中学生に。
サワやヒガシと一緒に野球部へ入るかと思ったら、
ぎりぎりまで入部届けを出さないと。
なんていうか、考えることがすごいね。

先輩×後輩、顧問×生徒の対立。
影でのこっそりとした嫌がらせ。
ここまでやらなくちゃいけないのか、自分のやりたいようにできないのか、
巧と豪までもが対立してしまいます。

中学生に比べると、今の自分は自由なのかもしれないなぁと思うけど、
反対に先生の苦労もわかる歳になってたりして・・・。
ちょっと複雑だなぁ。

この先野球部がどうなってしまうのか、すごく心配ではあるけど、
きっと巧と豪のバッテリーは成長していくんかな。