天国旅行

2010年9月8日 小説
三浦しをん
単行本
新潮社
発売:2010/03
1,470円









心中をテーマとした、短編集です。
なので、あまり明るい話ではないものが多いけれど、
一言に心中といってもバラエティに富んでいて、さすがしをんさんだなあと
思わせてくれるものばかりでした。

分かりやすく好きなのは、「森の奥」と「初盆の客」かな。
途中はどうなることやらって思ってしまったけど。
「遺言」、「SINK」、「星くずドライブ」はこれからのことを考えると少し悲しいかも。
できれば希望が見出せるものであって欲しいけど。
遺言はともかく、他の2つはまだまだ未来があるものだと思うので・・・。
「君は夜」は最初はいい話に落ち着くのかと思ったら、どんどん怖くなって、
救いようがなくなってしまったし・・・。
「炎」は、どうだろう?当事者じゃないだけ、早く忘れてしまいたいような。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索