橋をめぐる―いつかのきみへ、いつかのぼくへ
2010年2月13日 小説
橋本紡
単行本
文藝春秋
発売:2008/11
1,400円
東京、深川周辺を舞台とした橋をキーワードにした、短編集。
正直深川、という場所があるらしい、ということくらいの知識しかない私にとっては、
なんとなくなイメージしか湧かない土地ですが、
それぞれの短編は、家族や友達やもっと言ってしまえば人生を思い、
うまく表現されている作品ばかりだったので、物語の中に入っていきやすくて、
読みやすい1冊でした。
橋と言えば、今住んでいる土地ではあまり思い浮かばないけれど、
実家の方では、保育所から中学校まで、町の真ん中に流れている川の向こう側へ
ずっと橋を渡って通っていたので、ときには違う橋もあったけれど、
思い出すのは、やっぱりあの川と橋たちかなあと思った。
そんな風に、元々が故郷である深川に暮す人もいれば、そこから1度出て行った人、
あとから入ってきて、馴染んだり、まだそこまででもなかったり・・・。
また来るかもしれないけれど、来ないかもしれない人だったり。
いろんな人がいて、そんな人たちで街が成り立っていく。
そういうのもいいかなと思えたのでした。
欲を言えば、もう少し掘り下げてほしかったかもしれないなと思う話もあったけれど、
よく生活感の出ている1冊だったと思います。
単行本
文藝春秋
発売:2008/11
1,400円
東京、深川周辺を舞台とした橋をキーワードにした、短編集。
正直深川、という場所があるらしい、ということくらいの知識しかない私にとっては、
なんとなくなイメージしか湧かない土地ですが、
それぞれの短編は、家族や友達やもっと言ってしまえば人生を思い、
うまく表現されている作品ばかりだったので、物語の中に入っていきやすくて、
読みやすい1冊でした。
橋と言えば、今住んでいる土地ではあまり思い浮かばないけれど、
実家の方では、保育所から中学校まで、町の真ん中に流れている川の向こう側へ
ずっと橋を渡って通っていたので、ときには違う橋もあったけれど、
思い出すのは、やっぱりあの川と橋たちかなあと思った。
そんな風に、元々が故郷である深川に暮す人もいれば、そこから1度出て行った人、
あとから入ってきて、馴染んだり、まだそこまででもなかったり・・・。
また来るかもしれないけれど、来ないかもしれない人だったり。
いろんな人がいて、そんな人たちで街が成り立っていく。
そういうのもいいかなと思えたのでした。
欲を言えば、もう少し掘り下げてほしかったかもしれないなと思う話もあったけれど、
よく生活感の出ている1冊だったと思います。
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