夏が僕を抱く

2009年11月9日 小説
豊島ミホ
単行本
祥伝社
発売:2009/07/10
1,500円









幼馴染をテーマとした、短編集。
中学生から20代前半まで、いろいろな幼馴染同士。
もちろん近所同士だから、というのもあれば、いとこ同士も。

当時はそこそこ一緒に遊んだり、仲良くしてた幼馴染なるものは、
一応いるといえばいるけれど、この本に出てくるような、微妙な関係だったり、
せつなくもどかしい関係の人は私はいないからなあ・・・。
そういう人がいると、こういうものなのかなあと思いつつ読みました。

でも、プラトニックというよりは、純情エレジー系の話なので、
うーん、あまりそういうのは、求めてないというか、
年代的にも、ちょっと若い世代が主人公で、それはそれで好きなときもあるけど、
ちょっとついていけない部分もあり。
豊島さん自体が、そういう年代なんだからしょうがないんだけどね、
もうちょっと大人になった同士のが、どうせなら読みたいです。
それか、檸檬のころかエバーグリーンみたいなの。

もしかするとって、思うのはちょっと飽きてきてる部分があるのかなあ。
年月がたてば、読みたいものも換わるし、作風だって変わることもわかってるけど。
なかなか難しいものです。

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