波打ち際の蛍

2009年10月18日 小説
島本理生
単行本
角川グループパブリッシング
発売:2008/07/31
1,365円









DVによって、心も体も壊してしまった女性が、新しい恋に向かい合いたいけど、
なかなか向かい合うことが出来ないもどかしさを描いた物語。

そういうないようなので・・・少々重め、というか島本さんの作品では、
これくらいは普通なのかもしれないです。
あまり自分が落ち込み気味のときは、読まないほうがいいかもなーという内容。

麻由も蛍もいい人なんだけど、なかなか自分の周りにはいない人だと思うし、
2人のような状態になったことがないので、どうなんだろうなあ。
でも、本当にDVに遭った人は、こんなふうになかなか思ったように
次に進めないのかもしれない、とは思いました。
こんなふうにはなりたくないなって。

そんな中でも、普通の恋愛にありそうな嫉妬が出てきたり、
少しずつの変化には、少し安心するところもあったんだけど。

島本さんの中では例外だったかもしれないけど、クローバーみたいなのとか、
やっぱり前向きな本のほうが好きです。

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