辻村深月
単行本
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売:2009/07/01
1,575円
ホラー短編集です。
「踊り場の花子」
これは、本当に怖かった・・・。
どんどん分かっていく状況、でも、ホラーとしてみればホラーな怖さがもちろんあるけど、
サスペンスというか、特にこの世のものではないも、でなくても
ある人とある人が協力すれば、追い込むことはできるわけで。
どちらの解釈でもいけるんじゃないかと思うんです。
「ブランコをこぐ足」
小さいながらも、小さいからこそ狭い世界だから?小学生達が持つ複雑な感情と、
こっくりさんをからめて、怖さ倍増だったんではないかと。
「おとうさん、したいがあるよ」
うーん、わからない、という点ではそのわからなさが怖さなのかもしれないけど、
すっきりとどういうことなのか最後まで分からないので、消化不良が残るかも。
分かる人にはわかるんだろうなあ・・・。
「ふちなしのかがみ」
最後に近づくにつれて、ああそういうことか・・・と。
ふちのない鏡というのは、現実と虚像の区別がつかなくなること。
きちっとまとまってて、怖さもあってよかったと思います。
「八月の天変地異」
1番辻村さんらしい作品かも。
ブランコをこぐ足のように、小学生たちのお話で、いろいろとその年代の
子どもならではの生活圏内の狭さとかで、苦労している子どもたち。
なんとなく判るような気がする。
そして現れたある人物、主人公の思うような正体だったのか、それとも。
多分私はそれとも、な方だと思うんだけど。
さすがにホラーだけあって、全部がハッピーエンドとはいかない、
そういうのは、最後の八月の天変地異だけなんだけど、
もちろんこういう救いのない作品があってもいいと思う。
きりっとした気分にさせられます。
辻村さんのホラー向き加減というか、そういうのは冷たい校舎もかなり怖いところは
怖かったので、すごく向いていると思うので、今後もこんなのも出して欲しいな。
楽しみです。
単行本
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売:2009/07/01
1,575円
ホラー短編集です。
「踊り場の花子」
これは、本当に怖かった・・・。
どんどん分かっていく状況、でも、ホラーとしてみればホラーな怖さがもちろんあるけど、
サスペンスというか、特にこの世のものではないも、でなくても
ある人とある人が協力すれば、追い込むことはできるわけで。
どちらの解釈でもいけるんじゃないかと思うんです。
「ブランコをこぐ足」
小さいながらも、小さいからこそ狭い世界だから?小学生達が持つ複雑な感情と、
こっくりさんをからめて、怖さ倍増だったんではないかと。
「おとうさん、したいがあるよ」
うーん、わからない、という点ではそのわからなさが怖さなのかもしれないけど、
すっきりとどういうことなのか最後まで分からないので、消化不良が残るかも。
分かる人にはわかるんだろうなあ・・・。
「ふちなしのかがみ」
最後に近づくにつれて、ああそういうことか・・・と。
ふちのない鏡というのは、現実と虚像の区別がつかなくなること。
きちっとまとまってて、怖さもあってよかったと思います。
「八月の天変地異」
1番辻村さんらしい作品かも。
ブランコをこぐ足のように、小学生たちのお話で、いろいろとその年代の
子どもならではの生活圏内の狭さとかで、苦労している子どもたち。
なんとなく判るような気がする。
そして現れたある人物、主人公の思うような正体だったのか、それとも。
多分私はそれとも、な方だと思うんだけど。
さすがにホラーだけあって、全部がハッピーエンドとはいかない、
そういうのは、最後の八月の天変地異だけなんだけど、
もちろんこういう救いのない作品があってもいいと思う。
きりっとした気分にさせられます。
辻村さんのホラー向き加減というか、そういうのは冷たい校舎もかなり怖いところは
怖かったので、すごく向いていると思うので、今後もこんなのも出して欲しいな。
楽しみです。
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