竹内真
単行本
新潮社
発売:2008/01
1,470円
高校のワンダーフォーゲル部に部活犬として、在籍したワンダーの物語。
始まりは1989年、新入生の甲町が偶然拾って入学式につれてきた犬を、
ワンダーフォーゲル部に入部することによって、部活犬として置いてもらえるように
奮闘していきます。
最初はこうやって部活犬としていろいろ認めてもらうまでにあって、
めでたしめでたしなのかなと思っていたんですが、
章が変わると甲町くんは卒業しちゃうし、次の生徒が出てきたりして、
特に誰かの物語というわけではなく、ワンダーの物語のようです。
フィクションなんだろうけれど、本当にこういうことがあったんじゃないかなと思えてくる
ドキュメンタリーのような感じの。
部活犬の存在に1番反対してた教頭先生存在は、後半和ませてくれる部分もあり、
みんなの再会の部分も、あーこういうのっていいなあって思わせてくれます。
そして部活犬を認めるべく、生徒たちの気持ちを汲んでくれた大地先生の存在だったり、
ワンダーにしか興味がなかった知草の、気持ちの変化とか。
年代的には、私が高校生だったころとかぶっている章もあったので、
なんとなく自分のころのことも思い出してみたり。
図書館猫もいいけれど、こういう部活犬というか学校や大勢の人がいる場所に
動物がいるというのは、やっぱりいいなって思うお話でした。
単行本
新潮社
発売:2008/01
1,470円
高校のワンダーフォーゲル部に部活犬として、在籍したワンダーの物語。
始まりは1989年、新入生の甲町が偶然拾って入学式につれてきた犬を、
ワンダーフォーゲル部に入部することによって、部活犬として置いてもらえるように
奮闘していきます。
最初はこうやって部活犬としていろいろ認めてもらうまでにあって、
めでたしめでたしなのかなと思っていたんですが、
章が変わると甲町くんは卒業しちゃうし、次の生徒が出てきたりして、
特に誰かの物語というわけではなく、ワンダーの物語のようです。
フィクションなんだろうけれど、本当にこういうことがあったんじゃないかなと思えてくる
ドキュメンタリーのような感じの。
部活犬の存在に1番反対してた教頭先生存在は、後半和ませてくれる部分もあり、
みんなの再会の部分も、あーこういうのっていいなあって思わせてくれます。
そして部活犬を認めるべく、生徒たちの気持ちを汲んでくれた大地先生の存在だったり、
ワンダーにしか興味がなかった知草の、気持ちの変化とか。
年代的には、私が高校生だったころとかぶっている章もあったので、
なんとなく自分のころのことも思い出してみたり。
図書館猫もいいけれど、こういう部活犬というか学校や大勢の人がいる場所に
動物がいるというのは、やっぱりいいなって思うお話でした。
コメント