東野圭吾
単行本
新潮社
発売:2006/12/06
1,680円









読もう読もうと思いつつ、なんとなく久しぶりになってしまった東野圭吾作品。
本格医療ミステリーといった感じでしょうか。
さすが理系出身、もろ文系な私にはついていけない仕掛けがたくさんでしたけど、
なるほどねーと思いながら、読み進めました。

主人公は現在心臓血管外科で研修中の研修医の夕紀。
父親を心臓の病気で亡くしていて、その手術を受け持ったのが現在の科の教授西園。
しかも、西園は夕紀の母親と付き合うようになっていた。
西園の父に対する手術に疑念を抱くようになった夕紀は、医者を目指すことにしたのだった。
そしてそんなとき、病院を脅す脅迫者が現れる。

西園と夕紀の父の意外な関係、脅迫者の本当の狙い、
物語が進むにつれていろんなことが明らかになり、展開がみえてきます。
ちょっとベタかな~と思うような、結末でしたけど、
限りなくよい終わり方だったんじゃないでしょうか。

夕紀の父親の、人間には誰にでも使命があるというような言葉、
いい言葉やなあと思いながら。
ここのメッセージ性はよかったと思います。

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