カイシャデイズ

2008年9月27日 小説
山本幸久
単行本
文藝春秋
発売:2008/07
1,450円









その名の通り、会社の日々。
同じ会社に勤務する職種やら上司やら部下やらと立場の違う人たちが
それぞれの思いを抱えていて、なにやら頑張っているお仕事小説。
とはいっても、山本さん得意のゆるゆるした感じ&デザイン系がからむ会社の話です。
バカを莫迦と書くところが、やっぱり気になってしまうけど。

それぞれ営業だったり、設計だったり、社長だったり、総務系だったりと
立場が違えばいろいろ思うことはあるんだよねー。
私も仕事では、何でここにこうやって書いてあることを、説明せなあかんの?
しかも時間ないし・・・みたいな態度とられて、こっちが悪者なんかい?!
なーんて、せっぱつまったときには思ってしまったりもするけれど、
この小説のようなものを読むと、それぞれのことも思いやらないとな、と反省。
(でもすぐ忘れちゃうけどね・・・)

面白かったのは、出世もしていて、仕事バリバリできてますけど何か?
見たいな人が、実はすごく空回りしていて必要のない自信家であったのに、
反対に適当なことをしてそうな人の方が、実は人望があったり・・・と。
そして新人だったり中堅だったりして、これでいいのかと悩む人たちもいれば、
よくわからないまま社長になってしまったけど??と思ってる人もいる。
それでも会社は成り立っていて、仕事にも追われている。
何だかそんなココスペース(会社の名前)の人たちを見ていると、
私も頑張るかー、ちょっとくらい嫌なことがあったって。
って思ってしまうのです。

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