ISBN:978-4087712377
単行本
豊島 ミホ
集英社
2008/05
¥1,365



豊島さんの新刊。
らしいといえば、らしい作品。
彼女のファンで、公式ブログを読んでいる人ならば、
この小説のようなテーマを題材にすることは、
ある意味趣味全開かもな・・・と思うところは、分かってもらえると思う。
とある週のJ-POPトップテン、その裏にあるそれぞれのアーティストの
抱えたものを描く10編の短編集です。

これって、どう考えてもあの人がモデルだよね??というのもあれば、
私の知識不足か、はたまた時代についていけなくなったせいなのか、
こんな人たちいそうだけれども、ちょっと分からないといった
歌い手さんたちの背景が綴られています。

私は極普通の一般人ですから、こういう光があって陰がある世界に
本当のところはどういうものがあるのかは、分からない。
どんなに好きで、心が動かされた曲であっても、
一般ウケというものがされなくて、世間的にはくすぶってる人たちもいる。
歌姫などと崇められても、消えていってしまう人たちもいる。
そんな一瞬、一瞬を切り取った物語です。

そういえば、よく10位までに入ってそうな、某Jにーず系の人たちって
全然出てこなかったなあ・・・そのへんは、やっぱり豊島さんらしい?

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