ISBN:4575235946
単行本
三浦 しをん
双葉社
2007/11
¥1,575





文楽を題材にした、小説。
しをんさんの文楽好きは、ついにここまで・・・!
この本を読む前に〜と、あやつられ文楽鑑賞を読んでおいたので、
作中で使われている文楽作品には、あ〜なんか知ってるという
知識があったので、より楽しめたのかもしれません。
かといって、文楽の知識がないとわからんとかは、ないので安心を。

文楽のことは、まだまだ分かりそうにないけれど、
健が文楽にのめりこむ気持ちは、何となく分かるかなー。
というか、300年続いているものということがあって、
やっぱり奥が深い世界なんだなあと思った。
でも、家とか血筋とか関係ないところが、なんかよい。

真智さんとミラちゃんとの三角関係とか、
兎一との野球で言うとバッテリーのような関係とか、
そして師匠とのきついけど、温かみのある関係とか、
関西弁での会話とか、ほんわかかとした雰囲気がある1冊でした。

兎一郎の「長生きすればできる」
健の「大丈夫、長生きしますから」
この言葉が、この本の文楽への情熱を代弁してくれてるようで、
身に染みる言葉だなあと思いました。

コメント

nophoto
はまかぜ
2008年4月6日18:32

はじめまして。
横浜に住む「はまかぜ」といいます。

真智さんとミラちゃんとの三角関係、シリアスなところもありましたが、ギャグタッチで書かれているところも多くて、読んでいて面白かったです☆
私もこの本はほんわかとした雰囲気があるなと感じました。
文楽を全く知らない私でしたが、楽しく読むことができました♪
トラックバック送らせて頂いたので、よろしくお願いします。

しゃむ
しゃむ
2008年4月14日0:05

はじめまして、はまかぜさん。
しをんさんの本、やっぱり面白いですよね〜。
文楽とは私もまったく縁がないんですが、しをんさんにかかれば、
こう楽しく読めてしまうので、これからも期待してしまいます。
ぼちぼち読んだ本のことを書いていくので、またいらしてくださいね。

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