名前探しの放課後(下)
2008年3月23日 小説 コメント (2)
単行本
辻村 深月
講談社
2007/12/21
￥1，470
やられたぁ・・・。
思わずプロローグの残すところ数ページで。
思わず声を漏らしたくなってしまうような結末。
あんまり書くと、ネタバレになってしまうので書きませんが、
相変わらず見事な伏線の回収と、納得のいく結末。
切なさと見事な裏切りと。
ベタほめになってしまってるけれど、やっぱりこの人の書く本はすごい。
（そして、出た順に読んだ方がいい！！）
「あれから」数年後の世界が、ここにあった。
これ以上書くと、ほんとにだめだな・・・。
でも、ほんとミステリではないのかもなあ、なんて思ってしまったのが、
嘘みたいな読後感でした。
今日はすごく久しぶりに感じたいい意味での感情を揺さぶられることが、
もう1つあったからかもしれない。
そういう日にこの本を読み終えて、もっと気分がよくなったのかな。
いい本に、また出会えました。
コメント
辻村さんの本、気になりつつ読めてません、でもこれもすっごく面白そう……ミステリーの感想って書くの難しいですよね、でもこの記事読んだらそそられます。
辻村さんって著作数がどんどん増えていってるのでどこから手を出せばいいのか……（笑）。
いつも思いますけどしゃむさんの読まれる本って私の興味のある範囲と重なることが多いので大変参考になります。
ところで、うちも迷っていたんですけどとうとうホームページは閉めてブログだけにすることに決めました。
お忙しいなか恐縮ですが、リンク直していただけたら本当にありがたいです。
しゃむさんところにはホームページを立ち上げた頃からお世話になりっぱなしなので本当に感謝と勝手な親しみを抱かせていただいております。
今後ともよろしくお願いいたします。
辻村さんの本はやっぱりお薦めですよ！
でも上にも書いてあるとおり、出版された順に読んだ方がいいです。
特にこの本は他の本を全部読んでないと、楽しみ半減だと思いますよ〜。
ホームページ閉められるんですね、ちょっと残念。
でも運営が大変な気持ちは、よく分かります。
ブログの方には、これからもお邪魔させてもらうので、よろしくお願いします。
リンクも直しておきますね。