ISBN:4048737864
単行本
畠中 恵
角川書店
2007/09
¥1,470





しゃばけシリーズではないけれど、時代物です。
なぜか・・・すごく読むのに時間がかかってしまって、てこずった。
まあまあ面白かったんだけど。

江戸深川で義理の姉の紅と損料屋を営む清次。
その損料屋では、誰もいないはずなのに時々会話が聞こえる。
それは、店で貸出をしている品々の中につくもがみとなったものがいて、
勝手に噂話をしたりしている。
ただし人間と口は利かないと決めているらしく、話しかけると
ぴたっと静かになってしまう・・・。

このつくもがみたちを貸出て、2人はいろんな情報を仕入れ
最終的には4年前に消えてしまった紅を想う佐太郎の消息へと
繋がっていくわけです・・・。

つくもがみたちあっての物語であると思うし、
表紙にあるようにつくもがみたちも、とても愛嬌があって
読んでて楽しかったんですが、まあこの話は実質三角関係が
どうなってしまうんだ〜というものですね。
自分のことを好いてくれていた佐太郎、しかし身分違い、
お紅自身も本当に好きかどうかよくわからなかった。
それと義理(というか元々は自分の親戚に引き取られた親戚の子)の
弟のような存在の清次が自分のことを慕っていてくれること。
確かにお紅も優柔不断ではあるかなと思うけれど、
男2人もかなりふにゃふにゃしてますねー、さっさとびしっと言えばいいのにね。
そういう方がいいときもあるんでね、全部じゃないけど。

最後は丸く収まるところに収まってっていう感じでした。

コメント

nophoto
Irina
2014年6月26日3:42

It’s good to see someone thkniing it through.

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