ISBN:4334925863
単行本(ソフトカバー)
豊島 ミホ
光文社
2007/12/14
¥1,365
豊島さんの新刊。
やっと順番回ってきました。
とっても装丁がきれいでかわいいです。
今回は女子高短編集。
女子高、要する女しかいない。
私は女子校というものに、1度も通ったことがないので
友達の話とか、なんとなくの通説みたいな感覚しかないけれど、
女同士の居心地のよさと、したたかさと、腹黒さが
入り混じったとても女というものをよーく表現している1冊だったと思う。
こういう本、男性が読んだらどう思うのかなぁ・・・。
そこが知りたい。
え、女ってこんななの??とやっぱり疑問に思うんだろうか。
恋とは別に、友達に対する独占欲とか2重にも3重にもオブラートに
つつんだ回りくどい表現とか、女同士ってする。
しかも10代の頃って、学校=世界のすべてであることが多い。
これは女子校でなくても同じだと思う。
「忘れないでね」や「いちごとくま」の嫉妬心なんかは、
分かるけど、その状況になったとき、分かってて同じようなことを
しそうな自分が嫌だ・・・とか。
「やさしい人」は、友達とはいえないけれど残ってる人の特別さが
男女ならこれまでも時々見かけたことがあるけれど、
女の同級生同士として読むとまた新鮮に思えてよかったです。
「ゆうちゃんはレズ」は、女子高だから女同士の恋愛がどうのというより
先輩のやさしさとずるさのまざった行動とゆうちゃんの真剣さが
恋愛という関係じゃなくても、あるなあこういうの。と
豊島さんのうまさがとても出ていたと思う。
「ながれるひめ」は女子校というよりは、姉妹関係のお話で、
姉を持つ立場としては、たとえそれぞれの性格がまったく違っても
分かるなあと、夜の蝉以来くらいに思った。
(夜の蝉は、北村薫氏の小説ですよ)
この本を読んだときは、ちょっと女同士の嫌な部分について、
少し1人で悶々としていたときなので、そういう時には
ちょっと辛いというか、ぎくっとさせられる1冊です。
単行本(ソフトカバー)
豊島 ミホ
光文社
2007/12/14
¥1,365
豊島さんの新刊。
やっと順番回ってきました。
とっても装丁がきれいでかわいいです。
今回は女子高短編集。
女子高、要する女しかいない。
私は女子校というものに、1度も通ったことがないので
友達の話とか、なんとなくの通説みたいな感覚しかないけれど、
女同士の居心地のよさと、したたかさと、腹黒さが
入り混じったとても女というものをよーく表現している1冊だったと思う。
こういう本、男性が読んだらどう思うのかなぁ・・・。
そこが知りたい。
え、女ってこんななの??とやっぱり疑問に思うんだろうか。
恋とは別に、友達に対する独占欲とか2重にも3重にもオブラートに
つつんだ回りくどい表現とか、女同士ってする。
しかも10代の頃って、学校=世界のすべてであることが多い。
これは女子校でなくても同じだと思う。
「忘れないでね」や「いちごとくま」の嫉妬心なんかは、
分かるけど、その状況になったとき、分かってて同じようなことを
しそうな自分が嫌だ・・・とか。
「やさしい人」は、友達とはいえないけれど残ってる人の特別さが
男女ならこれまでも時々見かけたことがあるけれど、
女の同級生同士として読むとまた新鮮に思えてよかったです。
「ゆうちゃんはレズ」は、女子高だから女同士の恋愛がどうのというより
先輩のやさしさとずるさのまざった行動とゆうちゃんの真剣さが
恋愛という関係じゃなくても、あるなあこういうの。と
豊島さんのうまさがとても出ていたと思う。
「ながれるひめ」は女子校というよりは、姉妹関係のお話で、
姉を持つ立場としては、たとえそれぞれの性格がまったく違っても
分かるなあと、夜の蝉以来くらいに思った。
(夜の蝉は、北村薫氏の小説ですよ)
この本を読んだときは、ちょっと女同士の嫌な部分について、
少し1人で悶々としていたときなので、そういう時には
ちょっと辛いというか、ぎくっとさせられる1冊です。
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