しゃぼん

2007年7月19日 小説
ISBN:4104725013
単行本
吉川 トリコ
新潮社
2004/12/22
¥1,260





はじめましての人です。
豊島ミホさんと同じく、女性のためのR-18文学賞を受賞してデビュー。
そのデビュー1冊目です。
文学賞ってとっても、そうそう単行本まではもってけなさそうで、大変だな。

そういうわけで、その受賞作「ねむりひめ」はいわゆる「えろい話」です。
大抵はまあそういう話は、ありえねーと思う部分が多い。
女性向けってだけ、少しマシのようなソフトなような気もするけど。

他3作は小さなつながりがあり、メインとおぼしき「しゃぼん」は
30歳を迎える主人公のモラトリアムな生活と心情が、
共感はちょっとできないけれど、まあそういうことを考える人も
いるかもなぁくらいです。
でも、絶対のだめも真っ青になりそうな生活スタイルは、引く!
ちょっとやりすぎなんじゃ?干物どころか不潔女だと思う。

「いろとりどり」
小学生の女の子が主人公。
生意気で、両親に対しても不信感を持ってるような子ども。
でも1番さっぱりしてて、そういう意味ではよかった。

「もうすぐ春が」
タイトルだけ読んでると、とってもよさそうで前向きそうな話なんだけど、
もう最悪な話というか、救いようがないというか・・・。
いつだかのドラマみたいにうまく行くわけがないんだから、
(もしくは勘違いだったとか)そこまで書かなくてもなぁと思う。
こんな人が、いろいろ世間で騒がれてるようなことに繋がっていくのかなぁ。
そういうことを考えると、すごく嫌だ。

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