秘密の花園

2007年6月12日 小説
ISBN:4101167540
文庫
三浦 しをん
新潮社
2007/02
¥460





読み始めてびっくり。
結構重たい雰囲気の話だったのかと。
なぜそう思ったのか思い出せないけれど、もっと軽いテンションの
お話だと思い込んでいました。
あえて言うならば、むかしのはなしに近い雰囲気かな。

友人同士である3人の女子高生が、それぞれの秘密というか
心に抱えたものを持ちながら、お互いの存在に思いをめぐらせる。
お嬢様学校だからというのもあり、雰囲気がすごい。
本当にこういう感じなのかな?
どっちかというとしをんさんは、これの男性版を書きそうな感じではあるけど。
本人の思いとは裏腹に、どれだけ人の目に映る姿というのは
違うものなんだろうか・・・。
家庭環境、トラウマ、恋、単純に振り回されているだけではなくて。
そして語り手ではなかった生徒、教師たちも、
どこかアンバランスであって解決といすっきりしたものではなかったし、
ぞっとした部分だとか人間の嫌な部分とか出てきたけれど、
それを普段のエッセイとは全然違って書ききってしまうしをんさんは
やっぱりすごいなー、これ文庫だから最近のじゃないんだけど。
もっと早く読んでみればよかったなと思ったのでした。
登場人物たちは、

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