ISBN:4344409221
文庫
豊島 ミホ
幻冬舎
2007/02
¥560
文庫版が出たので、買って再読。
解説以外はまったく同じらしいんだけど。
うん、やっぱりいいわこの人。
2回目に読むときに、他の作品も読んでしまっていて、
印象が変わってしまう場合もあるんだけれども、
この本は、やっぱり私の心をつかむものがある。
それは私がこの舞台のように、田舎育ちだということもあるし、
元めだたない高校生だったこともあるんだけどね。
読んでみて、あ、最近の本よりも文章が若いなって思う部分もあって、
それは、最初に読んだときに分からなかった豊島さんの人柄だとか、
そういうものを知ったから分かるんだけど、
感情のままに書いている、だからこそ伝わる部分もあるということもある。
それが、今は多分作家として伸びているから良い意味で上手になってることを
再確認できたようで嬉しくもあったんだけど。
そしてやっぱり1番は、「ルパンとレモン」。
富蔵との最終話もリアルなんだけれど、こちらの方がどうしても。
加代子は、どうしてこんなに大人なんだろうって疑問は持つけれど、
その疑問は理解できる疑問です。
でも、これを私が高校生のときに読んでいたら、
絶対理解できなかったんだろうなぁー、なんであきらめるの?とか、
何で気になるなら中途半端なことをするの?とか。
今だからこそ、理解できる疑問というか高校生なのになぁと
自分と比べていろいろ考えてしまうのです。
そして、高校生ではない登場人物の気持ちも、大人になってしまったからこそ
理解出来てしまって・・・。
結構覚えているようで、どんどん薄らいでいく「檸檬の頃」を
自分とは違う方法で、鮮やかにもう1度照らしてくれる光のような
そんな本なんだなぁ、いつになっても。
文庫
豊島 ミホ
幻冬舎
2007/02
¥560
文庫版が出たので、買って再読。
解説以外はまったく同じらしいんだけど。
うん、やっぱりいいわこの人。
2回目に読むときに、他の作品も読んでしまっていて、
印象が変わってしまう場合もあるんだけれども、
この本は、やっぱり私の心をつかむものがある。
それは私がこの舞台のように、田舎育ちだということもあるし、
元めだたない高校生だったこともあるんだけどね。
読んでみて、あ、最近の本よりも文章が若いなって思う部分もあって、
それは、最初に読んだときに分からなかった豊島さんの人柄だとか、
そういうものを知ったから分かるんだけど、
感情のままに書いている、だからこそ伝わる部分もあるということもある。
それが、今は多分作家として伸びているから良い意味で上手になってることを
再確認できたようで嬉しくもあったんだけど。
そしてやっぱり1番は、「ルパンとレモン」。
富蔵との最終話もリアルなんだけれど、こちらの方がどうしても。
加代子は、どうしてこんなに大人なんだろうって疑問は持つけれど、
その疑問は理解できる疑問です。
でも、これを私が高校生のときに読んでいたら、
絶対理解できなかったんだろうなぁー、なんであきらめるの?とか、
何で気になるなら中途半端なことをするの?とか。
今だからこそ、理解できる疑問というか高校生なのになぁと
自分と比べていろいろ考えてしまうのです。
そして、高校生ではない登場人物の気持ちも、大人になってしまったからこそ
理解出来てしまって・・・。
結構覚えているようで、どんどん薄らいでいく「檸檬の頃」を
自分とは違う方法で、鮮やかにもう1度照らしてくれる光のような
そんな本なんだなぁ、いつになっても。
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