ISBN:4840235627
単行本
有川 浩
メディアワークス
¥1,680





図書館戦争の続編ですね。
テンポよく進み、おもしろかったです。
でも、全体的には前回よりはおとなしめかな。
郁の両親がやってきたり、脇を固めてる仲間達の内情とか思いとか
少しずつ明らかになって来て。
小ネタが何種類か用意できました、という感じかな。
タイトルにあるように、図書館の中での揉め事。
事件もコラボレーションとして実際に出版されている
「レインツリーの国」に関するものを初め、いくつか起きるます。
またそれが、現実には「あ、あれのことだな多分」と思い浮かぶ事件があり、
私の中では変に、チェックがまたどうしても入ってしまったりしてるんですが。
これはもうしょうがないとしか言い様がない。
よく勉強されてますね、って。(エラソですいません!)
発想はとても突拍子もないもの、現実にはありえないものもあるけれど。

郁の最後のお誘いに関する決断とか、本当に答えは1つではないと思うし、
実際に私がこの世界に置かれたら、どうするかすごく迷う。
今なんて特にこういう考えから、少し離れてしまったところにいるから。
昔はすごく考えたんだけどなー、そのおかげで周りが気にしなくても、
今でも1人であせって、これでいいんかい?と悩んでしまうこともよくあるし。
全面的に気にするよりは、それより大事なことがある世界だから
仕方ないといえばそう。
だから、私のいる側は全然触れてないから、その辺が知りたい・・・。

ちょうどこの本を読み始めた頃に、図書館危機という3冊目が出てるのを
発見してしまったので、まだ続くんだなぁと思ったけれど、
今回の2冊目は、3冊目への布石だなっていうのが読み終わっての感想です。
何かがこれから起こる!そういうのを予感させる。
とても強敵そうな人たちが、現れてしまったし。
そしてついに王子様の正体が・・・ねぇ。
(これ、3冊目をチラッと観てしまって、読了前に分かってしまって残念!)
明日からどうする??と3冊目を読むのが、待ち遠しいです。

コメント

nophoto
hashitan
2007年3月14日0:59

今、お勧めいただいた「図書館戦争」を読んでいるのですが・・・。なんかねー。言論と表現の自由がこれだけ侵害されている社会なのに、そのこと意外は普通の民主主義が通っているっていうのはありえんだろう、とか、国際社会からかなり隔離してしまっているだろう、とか、そういう政治的な理論を考えてしまうので、なかなか入り込めないのですよぉー。メディア規制だけそれだけ厳しかったら、その日本は完全に社会主義くらいになってないとつじつまがあわんなあ、とか・・・。時事問題の記事を読みすぎですかね。(汗)

しゃむ
しゃむ
2007年3月15日20:40

そうですねー、考え出しちゃうと引っかかることの多い話でしょうね。
私は、政治の話に疎いですし・・・^_^;
図書館とかメディアとかに一般の人が注目してくれそうなことを、
うまく書いてるなあと思って、真面目にではないけど
こういう作風も面白いなあって思って読んでました。

nophoto
hashitan
2007年3月20日6:48

その後・・・。なんだかんだ言って、楽しんで読んでいます。ふふふ。政治関係のことを棚に上げてみてふと思ったんですが、対立する行政組織があるってことは、えーらい税金の無駄遣いだなあ、と思ったのでした。
でも一冊5千円とかされたら本当にたまりませんよねえ。
表現の自由は当たり前にあるもんじゃなくて、大切にしていきたいと思わせてくれる一冊ですよね!

しゃむ
しゃむ
2007年3月21日18:13

そうですねー、表現の自由、当たり前にあることだけれど、
これって大切なことなんだって、読む人たちが分かってくれたらいいなって思います。
楽しんで読んでいらっしゃるようで、よかったです。
私も早く続きが読みたいです。

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