ISBN:4591089703
単行本
山本 幸久
ポプラ社
¥1,260
久々ですね、山本幸久さんの本。
これは今までとは違って、子どもが主人公。
なんとなくYAに置いても良いんじゃないかと思ったり、
森絵都さんを髣髴させられたり、でも雰囲気は今まで読んだものと
同じようにちょっとせつなくて、温かい。
親の都合で下町に引っ越してきた、香な子。
変な名前にも、お父さんが仕事を辞めたことも、引っ越したことも
納得してないけれど、新しい小学校での生活にはきちんと馴染んでいる
冷静な少し大人びた女の子です。
隣の席になった小森くんこと、コーモリと何だか仲良くなり、
そこに入ってこようとする同級生の女の子に圧倒され、
コーモリくんの抱えている事情とか、そんなことを知るにつれて
段々と大人になっていったり、周りの大人が温かいお話です。
いいなあって言ったら、この本に出てくる子ども達には何が?と言われそうだけど、
子どもだからこそ、大人のように自分の力ではどうしようもないこと、
それを受け入れるしかないこと、でも子どもだからこそ大事に出来る
時間とか友達とか気持ちとか、もう絶対返ってこないものだから
とても羨ましくなってしまった。
出てくる大人も、ダメなところもいっぱいあるけれど、
でもちゃんと、香な子やコーモリくんたちと向き合ってる。
みんなこうでなくちゃなあと、思いました。
そういえば、ヒトミとアカコ。
懐かしい2人がちょっとだけ出てて、嬉しかったな。
単行本
山本 幸久
ポプラ社
¥1,260
久々ですね、山本幸久さんの本。
これは今までとは違って、子どもが主人公。
なんとなくYAに置いても良いんじゃないかと思ったり、
森絵都さんを髣髴させられたり、でも雰囲気は今まで読んだものと
同じようにちょっとせつなくて、温かい。
親の都合で下町に引っ越してきた、香な子。
変な名前にも、お父さんが仕事を辞めたことも、引っ越したことも
納得してないけれど、新しい小学校での生活にはきちんと馴染んでいる
冷静な少し大人びた女の子です。
隣の席になった小森くんこと、コーモリと何だか仲良くなり、
そこに入ってこようとする同級生の女の子に圧倒され、
コーモリくんの抱えている事情とか、そんなことを知るにつれて
段々と大人になっていったり、周りの大人が温かいお話です。
いいなあって言ったら、この本に出てくる子ども達には何が?と言われそうだけど、
子どもだからこそ、大人のように自分の力ではどうしようもないこと、
それを受け入れるしかないこと、でも子どもだからこそ大事に出来る
時間とか友達とか気持ちとか、もう絶対返ってこないものだから
とても羨ましくなってしまった。
出てくる大人も、ダメなところもいっぱいあるけれど、
でもちゃんと、香な子やコーモリくんたちと向き合ってる。
みんなこうでなくちゃなあと、思いました。
そういえば、ヒトミとアカコ。
懐かしい2人がちょっとだけ出てて、嬉しかったな。
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