チーム・バチスタの栄光
2007年1月24日 小説
単行本
海堂 尊
宝島社
￥1，680
大学病院で起こった、バチスタ手術の連続不成功を病院長の命令で
調べることになった愚痴外来担当の田口講師。
バチスタチームへの聞き取りを始めるが、再度不成功への不安が・・・。
医療事故なのか殺人なのか、それともどれでもないのか。
バチスタって言われても、普通の人にはあまり馴染みがないと思います。
私も医龍を見ていたから、こんな手術があるんだねーと知ってたくらいで。
結果からして殺人だったわけですが、これ以上は言わないとして、
医学用語が多すぎて、さすがに読むのがしんどかったです。
お医者さんて大変だね、あんなに難しい言葉を
たくさん知っておかないといけないんだから。
私には絶対無理だなーと改めて思いました。
それが1番の感想。
そして、医局世界のしがらみが・・・大変そう。
部外者としては、そういうしかないよ。
こういう本が書ける作者は、確か本物のお医者さんなんだよね。
さすがというか、なんというか。
白鳥さんのやり方も、正直余計私には混乱。
結果的には良い方法だったんだって分かったんだけれど、
結局田口さんは、ワトソンだったわけだ。
犯人という以外にも、意外な人たちが意外な問題を抱えていて、
そっちの方が面白かったかなと思う。
しかし医者に接するのは、患者という立場がほとんどの方からすると、
こんなことが実際に起こったら怖いなーと思いました。
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