風の墓碑銘

2006年12月24日 小説
ISBN:4103710071
単行本
乃南 アサ
新潮社
¥1,995





音道刑事シリーズの最新刊です。
今回は第1作での相方、滝沢さんと再び。
しかし、仲の悪さは相変わらず・・・なところもあるけれど、
やはり前回からは格段によい兆しがみえて、ほほえましかったです。
ただし、皇帝ペンギンからアザラシへの変更はあったけれども。
お互いの気持ちに対する変化があっても、相手はそんなこと思ってるわけない、
そんな感じの探りあいをしつつの捜査がメインとしてありつつ、
音道さんと彼氏との間に、危機があったり、
結構良い感じの同僚さんがいてよかったなぁと思っていたのに、
きつい決別が待っていたり・・・。
結構、人間関係に関して作者は容赦ないところがあるなあと思う。

メインの事件に関してはなかなか進展しなかったり、犯人はすぐに見えてこなくて、
最後急展開を見せるところがよかったです。
ただ、犯人に関してはもう、嫌な感じでしかないし。
どうして?何で?としか。

きつい決別に関する事件については、なんとなく書かれる前にわかったけどね。
どうしてそういうことになるのか、人間というのは
こういうことがありうるから、とっても不思議です。

彼氏との危機に関しては、最後もうちょっと説明が欲しかったところですが、
うーん、、次作でなんらかの説明があるのかな。
そうじゃないとちょっとなー、大人の気持ちはあまり語るなといわれても、
それじゃよく分からないこともあるのでね。

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