ISBN:4103018313
単行本
柴崎 友香
新潮社
¥1,260
柴崎さんの新刊。
OLをしていたけど、会社が倒産してなんとなくお昼に通ってた
カフェでバイトを始めてしまった主人公。
趣味は昔の大阪の写真を集めること。
合コンに誘われるがまま、どんどん参加中な人です。
ああ、こういう人っていそうだな。
何となくな毎日で、だけど実は何とかしたいと思っていて、
でもやっぱり抜け出せてない、抜け出したいのかどうかも曖昧っての。
よっぱらって仲良くなった男の子とは、しらふのときに会うと
ぎくしゃくしつつも、少しずつ距離を縮めて行くのがよかった。
ただしそんなに丸くてすんなりしたものでもなく、
微妙な感じの元彼(なのか?)の存在が微妙だったりするところも。
自分自身や、友達がこんななら、やめとけーって思うけれど。
でもやっぱりこのお話は恋愛がどうのっていうことではなくて、
今生まれてきたときからずっと住んでいる街があることは、
それまでに昔の街があったからこそ、今があると言うこと。
写真を集めたりすることで、それを追う主人公の気持ち。
ちょうど今の私と同年代の設定だし、何となく分からなくもないけれど、
生まれたところから離れてしまった私には、失くしてしまったもの
なのかもしれないな、何て考えたら少し寂しいかな・・・。
単行本
柴崎 友香
新潮社
¥1,260
柴崎さんの新刊。
OLをしていたけど、会社が倒産してなんとなくお昼に通ってた
カフェでバイトを始めてしまった主人公。
趣味は昔の大阪の写真を集めること。
合コンに誘われるがまま、どんどん参加中な人です。
ああ、こういう人っていそうだな。
何となくな毎日で、だけど実は何とかしたいと思っていて、
でもやっぱり抜け出せてない、抜け出したいのかどうかも曖昧っての。
よっぱらって仲良くなった男の子とは、しらふのときに会うと
ぎくしゃくしつつも、少しずつ距離を縮めて行くのがよかった。
ただしそんなに丸くてすんなりしたものでもなく、
微妙な感じの元彼(なのか?)の存在が微妙だったりするところも。
自分自身や、友達がこんななら、やめとけーって思うけれど。
でもやっぱりこのお話は恋愛がどうのっていうことではなくて、
今生まれてきたときからずっと住んでいる街があることは、
それまでに昔の街があったからこそ、今があると言うこと。
写真を集めたりすることで、それを追う主人公の気持ち。
ちょうど今の私と同年代の設定だし、何となく分からなくもないけれど、
生まれたところから離れてしまった私には、失くしてしまったもの
なのかもしれないな、何て考えたら少し寂しいかな・・・。
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