単行本
西 加奈子
小学館
￥1，575
この人の本は2冊目。
ほのぼのと2人仲良くスローライフをしてる「ツマ」と「ムコ」の
お話かと思っていたら、思ってたよりは重いかも？で、
びっくりはさせられたけれど、よかったです。
小さい頃病弱だったツマに、好きだった叔母さんを亡くしたムコ。
きっと2人はすごくすごく繊細だったんだろうね。
それを相手を思いやりすぎて、相手に伝えると言うことを少なめにして、
だからちょっと離れてしまった気持ち。
2人は元のような、もしくは元よりもっと仲のよい2人になれるのか。
章の合間に少しずつ書かれている、「きいろいゾウ」。
まさにこの物語を表していて、これはこれで1冊の本として読めたらと思う。
もう絵本として出てるみたいだけどね。
ツマとムコだけではなくて、どこにでもいそうなそんな周りの人たちも
とってもよかった。
本当に大事なものは、1つということらしい。
コメント