文庫
坂木 司
東京創元社
2006/06/17
￥720
多分、前作を読んだときに「心配」とか書いたような気がするけど、
今回はねぇ、それを超えました、多分。
特に最初あたりで、かなりこれはだめかも、と思った。
いや、こういうのの方が好きな人もいるんだろうけれど、
本当に友達だとしたら、どうなんだろう？
人間、どんな関係であっても依存はいかんよ。
世間的に見て、まともな大人であるのは坂木の方なのかもしれない。
でも、坂木の方がやっぱり問題があると思うよ。
三部作らしいから、多分次でその辺も解決するんじゃないかと
思うのが唯一の2人の関係性に対する、小さな希望。
ていうか、3話目でわざとああいう題材にしたのは、
こういうことを思うであろう読者に対しての、わざとの荒技？
とは、私の勘繰りすぎでしょうか。
物語の方は、登場人物が増えてきたなぁと思うくらいで、
あとは前回と同じような感じです。
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