ブレイブ・ストーリー (下)
2006年7月27日 小説
文庫
宮部 みゆき
角川書店
2006/05/23
￥740
やっと下巻を読み終わりました。
他に優先して読まなきゃいけない本があったりで、
かなりの時間をかけてしまった結果、ちょっとだれちゃったかもなぁ。
それに再読でもあるし、こういう本は1回目の方が感動も大きかったのかな、
なんて思ってしまった読み終わりでした。
家族の危機を目のあたりにした主人公ワタルは、幻界と呼ばれる世界へ
願いをかなえるために旅立ちます。
そこで出会った沢山のヒトたち、数々の困難。
そして同じく旅をする友達のミツル。
最初に描いていた願いを叶えることをしなかったワタル。
でもそれは、幻界を旅することで最初に望んでいたものを
乗り越える力を手に入れたからこそ。
そういうものを乗り越えたワタルが、ちょうど3年ほど前に読んだとき、
すごくすごく私を勇気づけてくれたんだっけ。
まさに勇気の物語であるのですよ、このストーリーは。
でもカッツさんと隊長さんのことは、やっぱり悲しかったな。
あと、ミツルも。
でもミツルはあれでよかったのかもしれない、って思う。
もうちょっと勇気がほしいなぁって言う人は、読んでみてください。
でも、かなりゲームとかファンタジーの世界なので、そっちが苦手な人は
やめておいた方がいいのかな。
でも、10代の人たちなんか何を読もうか迷ったら、読んでみて欲しいかも。
読書感想文に参考になりそうなレビュー探すよりもずっと、
自分の気持ちで、自分の言葉を表現した方がきっといいよ。
私も読書感想文は苦手だったから、気持ちは分からなくもないけれど。
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