紙魚家崩壊 九つの謎
2006年6月17日 小説 コメント (2)
ISBN:4062133660
単行本
北村 薫
講談社
2006/03
¥1,575
短編集。
ホラー気味、本格ミステリ調、ほのぼの、と、盛り沢山な内容です。
言ってしまえば、まとまりはないかもしれない。
実際、発表場所はバラバラのようですし。
その中で、1番の異色?とも言うべきは、「新釈おとぎばなし」。
読み始めてみると、何かがおかしい・・・。
・・・小説ではないことに気がつきます。
北村氏は、いろんな評論なども書いている人であるのは知っているけれど、
あまりにすごすぎて、私の本の知識がついていかないだろうと思い、
(円紫さんと私シリーズの私の様子を見ていると実感します)
今まで小説以外は避けていたのです。
そしてこれも、この本の中ではおそらく1番多いページ数であり、
困ったな、読めるかな、どうしよう、と思っていました。
最悪斜め読み?とか。
そう思っていたところ!予想外に段々おもしろくなり、
最後まで集中して読んでしまったわけです。
この話のメインは誰もが知っているおとぎばなし。
「かちかち山」、それを独自の解釈を交えながら、進めて行きつつ、
ギャグ?とも思える意外な笑いをませながら、知らない間に
新しい「かちかち山」へと引き込まれていきました。
こういうのも書く人なんだな、と思ったら余計好きになったかも。
この「かちかち山」、そういえば、という小さな疑問にまで手が回り
納得の連続なのでとても、おすすめです。
単行本
北村 薫
講談社
2006/03
¥1,575
短編集。
ホラー気味、本格ミステリ調、ほのぼの、と、盛り沢山な内容です。
言ってしまえば、まとまりはないかもしれない。
実際、発表場所はバラバラのようですし。
その中で、1番の異色?とも言うべきは、「新釈おとぎばなし」。
読み始めてみると、何かがおかしい・・・。
・・・小説ではないことに気がつきます。
北村氏は、いろんな評論なども書いている人であるのは知っているけれど、
あまりにすごすぎて、私の本の知識がついていかないだろうと思い、
(円紫さんと私シリーズの私の様子を見ていると実感します)
今まで小説以外は避けていたのです。
そしてこれも、この本の中ではおそらく1番多いページ数であり、
困ったな、読めるかな、どうしよう、と思っていました。
最悪斜め読み?とか。
そう思っていたところ!予想外に段々おもしろくなり、
最後まで集中して読んでしまったわけです。
この話のメインは誰もが知っているおとぎばなし。
「かちかち山」、それを独自の解釈を交えながら、進めて行きつつ、
ギャグ?とも思える意外な笑いをませながら、知らない間に
新しい「かちかち山」へと引き込まれていきました。
こういうのも書く人なんだな、と思ったら余計好きになったかも。
この「かちかち山」、そういえば、という小さな疑問にまで手が回り
納得の連続なのでとても、おすすめです。
コメント
唐突で勝手ながらリンクさせていただきました。私は読書好きな割に日本人作家に疎いので(汗)、いろいろ参考にさせてください。
円紫さんと私シリーズも、いいですよね。
北村薫もひさしぶりに読みましたけど、新しい発見があって、
よかったので、ぜひ続きを読んでみてくださいね。
私は日本人作家ばかり読む方なので、他によさそうなのがあったら、
教えてくださいね。