ISBN:4480803696
単行本
吉田 篤弘
筑摩書房
2002/12
¥1,575
クラフト・エヴィング商會のメンバーでもある、吉田氏の小説。
やっぱり独特の世界観。
なんでもないような日常話であるけれど、とてもゆったりとした世界。
とある食堂に通う「雨降り先生」とその周りの人たち。
手品師だった父親との思い出。
つむじ風が舞う小さな街での毎日。
ちょっとネタバレになってしまうかもしれないけど、書きます。
「どこからも遠い、世界の果てにあるような小さな食堂の物語」を書こうとしていたらしけれど、
それは、吉田氏の故郷へと辿り着く。
クラフト・エヴィング商會であったり、吉田氏であったり、
両方の本はいつもよく考えたら遠くにありそうで近くにある話であるような。
とても不思議な気分にさせられてしまう。
そしてこの本を書こうとして書けなかった時に、別の小説を書いてしまったとか。
もしかして、それは「フィンガーボールの話のつづき」のこと?
そう思ったら、ちょっと嬉しいものがあります。
最後の父親の小説と手品のエピソードは、
思わずうなってしまいそうなくらい、絶妙で温か。
単行本
吉田 篤弘
筑摩書房
2002/12
¥1,575
クラフト・エヴィング商會のメンバーでもある、吉田氏の小説。
やっぱり独特の世界観。
なんでもないような日常話であるけれど、とてもゆったりとした世界。
とある食堂に通う「雨降り先生」とその周りの人たち。
手品師だった父親との思い出。
つむじ風が舞う小さな街での毎日。
ちょっとネタバレになってしまうかもしれないけど、書きます。
「どこからも遠い、世界の果てにあるような小さな食堂の物語」を書こうとしていたらしけれど、
それは、吉田氏の故郷へと辿り着く。
クラフト・エヴィング商會であったり、吉田氏であったり、
両方の本はいつもよく考えたら遠くにありそうで近くにある話であるような。
とても不思議な気分にさせられてしまう。
そしてこの本を書こうとして書けなかった時に、別の小説を書いてしまったとか。
もしかして、それは「フィンガーボールの話のつづき」のこと?
そう思ったら、ちょっと嬉しいものがあります。
最後の父親の小説と手品のエピソードは、
思わずうなってしまいそうなくらい、絶妙で温か。
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