ISBN:4087747999
単行本
中島 たい子
集英社
2006/03
¥1,260




何が?と思って、目に留まった1冊。
それは、そろそろくる・・・生理が、ということ。
この本は、PMSという月経前症候群という、身体的・精神的に
いろいろな症状が出る症状をかかえた秀子が主人公。
特に彼女は精神的にくる人らしい。
PMSというものがあることを知らずに、イライラしたり落ち込んだりしていた時、
友達のバツイチの弟と知り合い、自分と彼と向き合う物語。
これほどぴったりな題名も、なかなかないんじゃないかと思う。

読みやすかったし、題材も興味のあるものだったので、
1日で読み終わりました。
どこかで聞いたことがあったかもしれない、くらいの存在であったPMSだけど、
本当に大変な人は大変らしいです。
私の周りにはいないのか、私が知らないだけなのか分からないけれど、
幸いなことに自分にはこういうことは今のところないし。
(自分で気がついてないだけかもしれないけど)
生理と関係あるかどうかは謎だけど、なんとなく気分が落ち込むことはたまにある。
出だしあたりは、めっちゃ落ち込んでるときの自分の心理状態を
書かれてるんではなかろうかと思ったくらい。
さすがに卵は投げたりしませんが。

彼となった友達の弟に対して、PMSのせいでそういう気分になってしまったのかと悩んだり、
自分が不安定なときに、彼のとっぴょうしもない行動に戸惑ったり。
いくら嫌でも、自分の体のことなんだからきちんと向き合っていくことって
大切なことなんだな、と思わせてくれる本。
もし、心当たりがある人は読んでみたらいいんではないでしょうか。
男性にも、こういうことがあるんだよというくらいは理解しておいて欲しいかも。

コメント

nophoto
Veriana
2014年6月26日7:48

It’s a plesuare to find someone who can identify the issues so clearly

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