ISBN:4488457010
文庫
坂木 司
東京創元社
2006/02/23
¥780
そのうち読もう読もうと思っていて、
文庫を見つけたのをきっかけに読んでみました。
北村薫氏、加納朋子氏のような日常の謎短編集。
ホームズ役ひきこもりの鳥井と、ワトソン訳の坂木。
(坂木氏は著者と同姓同名・・・)
ひきこもりって言っても、全然外に出れないわけではなくて、
職業在宅プログラマーでネット通販で全部過ごしてしまいそうな人。
だと思っていたんですが、段々どうして彼がそうなって行ったのか、
ページが進むにつれて、明らかになって行きます。
正直、メインは謎解きであると思う。
そちらでも楽しませてもらいました。
でも、坂木と鳥井の関係は、ただの友達と呼ぶには重くて重くて。
ここまでの関係を築けるものかな・・・とそちらの方が、強く印象に残りました。
切れない糸でもここまでではないけど、少し同じような感じがしたから、
なんらかの思いが常に作者の中にあるのかもしれません。
そこまで考えなくても、日常の謎が好きな方はどうぞ。
少しずつ「仲間」が増えていくのも、楽しいところです。
文庫
坂木 司
東京創元社
2006/02/23
¥780
そのうち読もう読もうと思っていて、
文庫を見つけたのをきっかけに読んでみました。
北村薫氏、加納朋子氏のような日常の謎短編集。
ホームズ役ひきこもりの鳥井と、ワトソン訳の坂木。
(坂木氏は著者と同姓同名・・・)
ひきこもりって言っても、全然外に出れないわけではなくて、
職業在宅プログラマーでネット通販で全部過ごしてしまいそうな人。
だと思っていたんですが、段々どうして彼がそうなって行ったのか、
ページが進むにつれて、明らかになって行きます。
正直、メインは謎解きであると思う。
そちらでも楽しませてもらいました。
でも、坂木と鳥井の関係は、ただの友達と呼ぶには重くて重くて。
ここまでの関係を築けるものかな・・・とそちらの方が、強く印象に残りました。
切れない糸でもここまでではないけど、少し同じような感じがしたから、
なんらかの思いが常に作者の中にあるのかもしれません。
そこまで考えなくても、日常の謎が好きな方はどうぞ。
少しずつ「仲間」が増えていくのも、楽しいところです。
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