いつか、僕らの途中で
2006年3月25日 小説
ISBN:459109149X
単行本
田雜 芳一
柴崎 友香
ポプラ社
2006/02
¥1,260
柴崎友香さんの本ということで、読んでみた。
でも、いつもどおりの小説と言うわけではなくて、この本はほとんどはイラスト。
山梨で高校の先生をする彼と、京都で大学院生をする彼女の
遠距離恋愛での手紙のやり取りを綴った1冊です。
彼側を田雜さんが、彼女側を柴崎さんが担当しているらしい。
遠距離恋愛といっても、全然思い感じのことが綴られているわけでもなく、
今の時代メールではなく手紙、というところに返って新鮮さを感じてしまう。
メールと違って今すぐ伝えたいことを簡単に伝えられるものではないけれど、
手書きの嬉しさと言うものは、わかるから。
多分、この2人には手紙には書いてない、いろいろな気持ちもあるんやろうな、
なんて思ってしまうけれど、穏やかな様子の手紙のやり取りと、
時々書かれている誰かの会話や小話は、ほっとさせられるのです。
65ページあたりに書かれていることは、まさに遠恋をしてるからこそ、感じること。
近くにいると、絶対に思わないことですね。
その他にも田雜さんのイラストがこの手紙のやり取りのとても合っていて、
とても雰囲気のいい1冊です。
この本自体、すぐ読めてしまうくらい短い1冊ですが、
四季を追っていくところとか、実在の2人の手紙を読んでいるようでした。
単行本
田雜 芳一
柴崎 友香
ポプラ社
2006/02
¥1,260
柴崎友香さんの本ということで、読んでみた。
でも、いつもどおりの小説と言うわけではなくて、この本はほとんどはイラスト。
山梨で高校の先生をする彼と、京都で大学院生をする彼女の
遠距離恋愛での手紙のやり取りを綴った1冊です。
彼側を田雜さんが、彼女側を柴崎さんが担当しているらしい。
遠距離恋愛といっても、全然思い感じのことが綴られているわけでもなく、
今の時代メールではなく手紙、というところに返って新鮮さを感じてしまう。
メールと違って今すぐ伝えたいことを簡単に伝えられるものではないけれど、
手書きの嬉しさと言うものは、わかるから。
多分、この2人には手紙には書いてない、いろいろな気持ちもあるんやろうな、
なんて思ってしまうけれど、穏やかな様子の手紙のやり取りと、
時々書かれている誰かの会話や小話は、ほっとさせられるのです。
65ページあたりに書かれていることは、まさに遠恋をしてるからこそ、感じること。
近くにいると、絶対に思わないことですね。
その他にも田雜さんのイラストがこの手紙のやり取りのとても合っていて、
とても雰囲気のいい1冊です。
この本自体、すぐ読めてしまうくらい短い1冊ですが、
四季を追っていくところとか、実在の2人の手紙を読んでいるようでした。
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