東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~
2006年1月22日 小説
ISBN:4594049664
単行本
リリー・フランキー
扶桑社
2005/06/28
¥1,575
リリーさんといえば、ココリコミラクルタイプに出てる
なんだかよく分からないけど、ちょっとおもしろいこと言ってるおじさん、
そんなイメージの人でした。
作家さんらしいことは、知っていましたけど。
こんな人が書いた本がかなり話題になってるらしい。
それなら読んでみようかな、と気軽な気持ちで読んでみた。
全然どんな話なのかあらすじすら知らないで読み始めてしまったけれど、
読んでいくうちに、あぁこれはリリーさん自身のお話なんだなと気づきました。
確実にそうだという表記もないし、細かいところまでは分からないけど、
そうとっていいんですよね?
境遇は違っても、誰にでも人生で感じてしまう自分と自分の親についての物語。
何をしているのかさっぱり分からない父親と、その父親と別居していても離婚しない母親。
特に父親とは一緒にほとんど暮らしたことがない環境で育った主人公は、
お母さんに対して二親分とも言うべき思いやりと、
心配と、苦労を共有して生きてきたんだなぁと感じた。
ああいうイラストとか文章を書く世界の人は、確かにうまく行かないときってあると思う。
安定した生活とはいえないし、平凡な生活とも言えないと思うんだけれども、
そういう中でオカンと時々現れるオトンとの生活は、
やっぱり主人公にとって1番の場所であったんだなぁとしみじみ。
結局、最初の方でおばあちゃんが口にした台詞は曖昧だったみたいだけれども、
それすらどっちでもいいくらいの、絆が2人(一応3人?)にはあったみたいです。
人は一生のうちで1つは必ず小説を書くことが出来る、という話を聞いたことがあります。
それは自分の人生は誰にも考えることの出来ない、自分だけのものだから、らしい。
こういう本が誰にでもかけるという意味では決してないけれど、
そんな意味を持つ1冊だったんじゃないのかな、というくらい懇親の1冊なんだろうね。
とても読みやすかったし、家族のことを考えるとてもいい1冊です。
単行本
リリー・フランキー
扶桑社
2005/06/28
¥1,575
リリーさんといえば、ココリコミラクルタイプに出てる
なんだかよく分からないけど、ちょっとおもしろいこと言ってるおじさん、
そんなイメージの人でした。
作家さんらしいことは、知っていましたけど。
こんな人が書いた本がかなり話題になってるらしい。
それなら読んでみようかな、と気軽な気持ちで読んでみた。
全然どんな話なのかあらすじすら知らないで読み始めてしまったけれど、
読んでいくうちに、あぁこれはリリーさん自身のお話なんだなと気づきました。
確実にそうだという表記もないし、細かいところまでは分からないけど、
そうとっていいんですよね?
境遇は違っても、誰にでも人生で感じてしまう自分と自分の親についての物語。
何をしているのかさっぱり分からない父親と、その父親と別居していても離婚しない母親。
特に父親とは一緒にほとんど暮らしたことがない環境で育った主人公は、
お母さんに対して二親分とも言うべき思いやりと、
心配と、苦労を共有して生きてきたんだなぁと感じた。
ああいうイラストとか文章を書く世界の人は、確かにうまく行かないときってあると思う。
安定した生活とはいえないし、平凡な生活とも言えないと思うんだけれども、
そういう中でオカンと時々現れるオトンとの生活は、
やっぱり主人公にとって1番の場所であったんだなぁとしみじみ。
結局、最初の方でおばあちゃんが口にした台詞は曖昧だったみたいだけれども、
それすらどっちでもいいくらいの、絆が2人(一応3人?)にはあったみたいです。
人は一生のうちで1つは必ず小説を書くことが出来る、という話を聞いたことがあります。
それは自分の人生は誰にも考えることの出来ない、自分だけのものだから、らしい。
こういう本が誰にでもかけるという意味では決してないけれど、
そんな意味を持つ1冊だったんじゃないのかな、というくらい懇親の1冊なんだろうね。
とても読みやすかったし、家族のことを考えるとてもいい1冊です。
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