ベジタブルハイツ物語
2005年12月16日 小説
ISBN:4334924557
単行本
藤野 千夜
光文社
2005/04/20
¥1,575
あるハイツの大家の娘であるさやかが、小学生の頃、
思いつきで決めたハイツの各部屋の愛称。
それこそが、ベジタブルハイツの始まり。
Aはアボカド、Bはブロッコリー、Cはキャロット、Dはダイコンと
ちょっと無理やり感があるけれど、そこに住む人々と、
さやかとその兄たちの日常物語。
浪人生だった兄は、昔の彼女が忘れられなかったり大学になかなか受からなかったり。
何かとかまってくる家族がうっとおしい年頃のさやかだけど、
なんだかんだと家族に振り回されていたり。
そういう2人の兄妹と住人たち。
大学に行く気がなくなりつつあり、写真教室に通う女子大生。
平凡な会社員の男性が、同窓会をきっかけにちょっとした自信を持ったり。
離婚して娘と2人でワンルームに住む女性がいたり。
会社がつぶれてしまった夫(才能なし)となんとかやっていこうとする妻。
一生の友達と出会えたと思っている大学生。
美容師の彼氏との今後を考える女性だったり。
かなりゆるゆるのお話で、特にこれといったことも起こらず、
本当に、「目立たない」人々のゆるやかな生活です。
それでも、ハイツの住人は入れ替わり立ち代り、さやかも兄も
大学生になったりして、少しずつ成長していきます。
ちょっとだけ、ダイコンの夢とさよならベジタブルはせつなくなるけれど、
あとは、まったりと読むのにはよい、刺激がほしい場合は退屈かもなぁと思う本でした。
単行本
藤野 千夜
光文社
2005/04/20
¥1,575
あるハイツの大家の娘であるさやかが、小学生の頃、
思いつきで決めたハイツの各部屋の愛称。
それこそが、ベジタブルハイツの始まり。
Aはアボカド、Bはブロッコリー、Cはキャロット、Dはダイコンと
ちょっと無理やり感があるけれど、そこに住む人々と、
さやかとその兄たちの日常物語。
浪人生だった兄は、昔の彼女が忘れられなかったり大学になかなか受からなかったり。
何かとかまってくる家族がうっとおしい年頃のさやかだけど、
なんだかんだと家族に振り回されていたり。
そういう2人の兄妹と住人たち。
大学に行く気がなくなりつつあり、写真教室に通う女子大生。
平凡な会社員の男性が、同窓会をきっかけにちょっとした自信を持ったり。
離婚して娘と2人でワンルームに住む女性がいたり。
会社がつぶれてしまった夫(才能なし)となんとかやっていこうとする妻。
一生の友達と出会えたと思っている大学生。
美容師の彼氏との今後を考える女性だったり。
かなりゆるゆるのお話で、特にこれといったことも起こらず、
本当に、「目立たない」人々のゆるやかな生活です。
それでも、ハイツの住人は入れ替わり立ち代り、さやかも兄も
大学生になったりして、少しずつ成長していきます。
ちょっとだけ、ダイコンの夢とさよならベジタブルはせつなくなるけれど、
あとは、まったりと読むのにはよい、刺激がほしい場合は退屈かもなぁと思う本でした。
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