ISBN:4062126737
単行本
瀬尾 まいこ
講談社
2004/11/20
¥1,470
父さんをやめると宣言する父親、家族で仲良しだけど1人離れての暮らしを選んだ母親、
ギター以外は何でもできるマイペースな兄の直ちゃん、
そんな家族に囲まれた佐和子。
家族の物語であり、佐和子の中学2年〜高校2年までの連作短編集です。
読んでて泣いてしまった。
本を読んで泣いたのは、いつ以来だろう?
弧宿の人を読んでも泣かなかったけど、こういうのには私は弱いのかな。
読み終わって考えてみると、決して今までにない設定の本ではなし、
どうしてかと考えてみた。
きっとタイミングもあるだろうし、そういう気分だったのかもしれない。
でも最大の原因はこの本だから、なんだと思う。
家族の物語として読むことが普通な本ではあるけれど、
直ちゃんと小林ヨシコ、佐和子と大浦君の恋の物語があるからこそな本であると思うのです。
あらすじも読まないで読み始めてしまったけれど、
先入観がなくてよかったかもしれない。
最初はなんだこの変な家族は?って思ったんだけれどね。
でも、大抵瀬尾さんの書く家族は変です。
それぞれの選択が正しいものとは、ちょっと言えないけれど
口に出さなくても・・・な思いが伝わってくる。
みんなで囲む食卓こそ、その象徴。
だからこそ佐和子の抱えてしまったものは、あまりないような重いものだけれど、
それでもちょっと変わった家族や周りの人に囲まれながら、
きちんと前を向いてと生きていくんだと思う。
忘れるんではなくて、きちんと覚えていることを前提で。
悲しいけどあったかい結末、まさにそんな感じ。
瀬尾さんの本は、読めば読むほどはまるらしい。
単行本
瀬尾 まいこ
講談社
2004/11/20
¥1,470
父さんをやめると宣言する父親、家族で仲良しだけど1人離れての暮らしを選んだ母親、
ギター以外は何でもできるマイペースな兄の直ちゃん、
そんな家族に囲まれた佐和子。
家族の物語であり、佐和子の中学2年〜高校2年までの連作短編集です。
読んでて泣いてしまった。
本を読んで泣いたのは、いつ以来だろう?
弧宿の人を読んでも泣かなかったけど、こういうのには私は弱いのかな。
読み終わって考えてみると、決して今までにない設定の本ではなし、
どうしてかと考えてみた。
きっとタイミングもあるだろうし、そういう気分だったのかもしれない。
でも最大の原因はこの本だから、なんだと思う。
家族の物語として読むことが普通な本ではあるけれど、
直ちゃんと小林ヨシコ、佐和子と大浦君の恋の物語があるからこそな本であると思うのです。
あらすじも読まないで読み始めてしまったけれど、
先入観がなくてよかったかもしれない。
最初はなんだこの変な家族は?って思ったんだけれどね。
でも、大抵瀬尾さんの書く家族は変です。
それぞれの選択が正しいものとは、ちょっと言えないけれど
口に出さなくても・・・な思いが伝わってくる。
みんなで囲む食卓こそ、その象徴。
だからこそ佐和子の抱えてしまったものは、あまりないような重いものだけれど、
それでもちょっと変わった家族や周りの人に囲まれながら、
きちんと前を向いてと生きていくんだと思う。
忘れるんではなくて、きちんと覚えていることを前提で。
悲しいけどあったかい結末、まさにそんな感じ。
瀬尾さんの本は、読めば読むほどはまるらしい。
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