SPEED

2005年8月18日 小説
ISBN:4048736264
単行本
金城 一紀
角川書店
2005/07/01
¥1,155




待ちに待った金城さんの新作!
2年ぶりなんだもん、小説書くのもう止めたのかなと半分あきらめ気味でした。
「レヴォリューションNo.3」「フライ,ダディ,フライ」に続く、
ゾンビーズシリーズです。

今回の主人公は女子高生。
慕っていた家庭教師の女子大生が、大学で不審な死を遂げる。
これを女子大生の友人に相談に行った帰り道に襲われそうになった時に
助けられたのは、ゾンビーズたち。
この出会いにより、これまでの生活ではありえなかったものが
彼女のまわりで動き出して行きます。

しばらく読んでひっかかりを覚えた。
女子大生の死・・・?どこかで聞いたような話?
必死で思い出しのは、同じ金城さんの本「対話篇」の中に、
出てくる人物と繋がってるらしいということ。
ただ、2年以上前の話で細かい話や結末なんかは私は忘れてしまっています。
あまりそちらを気にしすぎず読むことが出来たから、いいんだけどね。

「レボリューションNo.3」の方は、もっと前だからすじを覚えてない部分が多いけど、
「フライ,ダディ,フライ」は最近映画を観たのでシリーズを読んできたものとしては、
「にやり」としてしまう場面があります。
もう1回2冊とも読みたくなってきたし。
ただし、舜臣はやっぱり岡田くんではないなと思った。
少なくとも本の中の舜臣をどうしても岡田くんに思えない。
映画すごく面白かったし、とても気に入ったんだけどね。

話は「SPEED」に戻ってこの本を一言で言うならば、
「フライ,ガール,フライ」なんだろうな、ということ。
主人公はおもいっきり、飛んだと思います。
そして、名言の多いこと。
いいこと言うなぁって何度思ったか。

そしてカタがついたあとのこと。
もし、私にもゾンビーズのような仲間がいたとしたら、
きっと同じように思ってしまうかもしれないね。
読んでる立場からだと、遠慮するなよって思うけど彼らの重りになることは
嫌だなって言うのは分かる。
女だからわかる。

今度は、2年とか空けずに次の本が出ることを期待してます。
ゾンビーズも好きだけど、他の話もね。

(それにしてもこのブログはログ見てると、金城さん関連でたどり着く人が多いです。
そんな対したことは書いてないんだけど、やはり好きな人が多いのかなぁ?)

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