ISBN:4087752828
単行本
竹内 真
集英社
2001/03
¥1,995
調理師の学校を出て就職する直前に父を亡くしてしまったケンスケ。
その父が残してくれたのは、昔祖父が開いていた洋食屋だった。
祖父が亡くなったときに、いとこたちと大きくなったらカレー屋をやろうという約束を
ケンスケの父親は聞いていて、それを覚えていたから。
けれど当のケンスケはそんなことはすっかり忘れていて・・・。
その後カレー屋を開く決心をしたケンスケは、いとこたちに会うため(修行のため?)
富士山、アメリカ、インド、そして沖縄へ・・・。
マジックタッチを持つワタルと海外を放浪するサトルの双子。
アメリカに留学するヒカリに、写真家になったコジロウ。
こんなメンバーに再会するための、カレーロードノベルみたいなものでしょうか。
ケンスケはカレー屋になる約束を忘れていたわけだし、
他のいとこたちも忘れていたり、カレーにトラウマを持っていたり、
自分しかやる気はないと思っていたり。
ケンスケを中心としてかなり行動が突拍子もない物語ではあるけれど、
普段何気なく食べているカレーライスという食べ物が、実はこんなに奥が深くて
歴史を持っているものだと登場人物たちと一緒に知っていくにつれて、
カレーっていいな、と余計に思うようになったのでした。
それにこの本はただカレーがカレー屋になることだけではなく、
カレー=彼らのルーツなのです。
ぜひとも再現したいと思ったじいちゃんのカレーに近づくにつれて、
見えなかった道が開いてきたのだから。
1つ余計なことをいうならば、約束の場にいなかったメグミとも
協力すればいいのにとは思う。
間接的には協力というかたちではあったのかもしれないけれど、
立場的には1番余裕があったのは、彼女じゃなかったのかなと思ったので。
大盛りカレーのようなこのボリュームの1冊。
とにかく、何種類ものカレーがこのお話の中には出てきました。
しかもどれもとってもおいしそうだったのです。
読んでる最中に、晩御飯はカレーにしようと思うくらい。
きちんとしたレシピは書いてあるわけではないけれど、真似できそうなものもあって、
いつか真似して作ってみようか・・・
それでもケンスケたちのカレーにはかなわないのだろうけど。
単行本
竹内 真
集英社
2001/03
¥1,995
調理師の学校を出て就職する直前に父を亡くしてしまったケンスケ。
その父が残してくれたのは、昔祖父が開いていた洋食屋だった。
祖父が亡くなったときに、いとこたちと大きくなったらカレー屋をやろうという約束を
ケンスケの父親は聞いていて、それを覚えていたから。
けれど当のケンスケはそんなことはすっかり忘れていて・・・。
その後カレー屋を開く決心をしたケンスケは、いとこたちに会うため(修行のため?)
富士山、アメリカ、インド、そして沖縄へ・・・。
マジックタッチを持つワタルと海外を放浪するサトルの双子。
アメリカに留学するヒカリに、写真家になったコジロウ。
こんなメンバーに再会するための、カレーロードノベルみたいなものでしょうか。
ケンスケはカレー屋になる約束を忘れていたわけだし、
他のいとこたちも忘れていたり、カレーにトラウマを持っていたり、
自分しかやる気はないと思っていたり。
ケンスケを中心としてかなり行動が突拍子もない物語ではあるけれど、
普段何気なく食べているカレーライスという食べ物が、実はこんなに奥が深くて
歴史を持っているものだと登場人物たちと一緒に知っていくにつれて、
カレーっていいな、と余計に思うようになったのでした。
それにこの本はただカレーがカレー屋になることだけではなく、
カレー=彼らのルーツなのです。
ぜひとも再現したいと思ったじいちゃんのカレーに近づくにつれて、
見えなかった道が開いてきたのだから。
1つ余計なことをいうならば、約束の場にいなかったメグミとも
協力すればいいのにとは思う。
間接的には協力というかたちではあったのかもしれないけれど、
立場的には1番余裕があったのは、彼女じゃなかったのかなと思ったので。
大盛りカレーのようなこのボリュームの1冊。
とにかく、何種類ものカレーがこのお話の中には出てきました。
しかもどれもとってもおいしそうだったのです。
読んでる最中に、晩御飯はカレーにしようと思うくらい。
きちんとしたレシピは書いてあるわけではないけれど、真似できそうなものもあって、
いつか真似して作ってみようか・・・
それでもケンスケたちのカレーにはかなわないのだろうけど。
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