単行本
石田 衣良
新潮社
2003/05/22
￥1，470
直木賞とった本だったはず。
何でも平均なテツロー、大柄で大食いのダイ、早老症で入院を繰り替えすナオト、
頭がよくて大人受けがいいジュン。
そんな4人の中学生の物語。
連作短編集です。
基本テツローが主人公です。
けれど短編によって中心となる人物が変わっていくので、なんとなく連続ドラマっぽい。
全体的にうまく行き過ぎ感がなくもない。
あまり書くとネタばれになってしまうから書きたくないけれど、
この4人の中でのことならともかく、他の人が関わってきたとき、
その他人がすんなり受け入れすぎというか・・・。
こんなことを考えながら読んでしまうのは、中学生という年齢から
大きくかけ離れてしまったからなのかとも、考えたけれど。
そんなにいじわるく考えなければ、めでたしめでたしな気分が大きいし、
楽しく読めると思います。
あと、少しなけそうにもなるし。
お勧めは、「びっくりプレゼント」と「空色の自転車」。
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