冷たい校舎の時は止まる (下)
2005年2月5日 小説
ISBN:4061823825
新書
辻村 深月
講談社
2004/08/06
¥861
雪の降りしきる日、高校の校舎に閉じ込められた男女8人の生徒たち。
閉じ込めたのはこの中の誰か、そしてその人物は学園祭の最終日に
屋上から飛び降りて死んでしまっていた。
しかし、それが誰なのか誰も思い出せない。
雪の降り続く中、時間は止まったまま・・・。
長い、長い話でした。
上中下、しかも2段組。
その長さが気にならないくらい先が気になり、怖く、
読み終わったあとは温かい物語でした。
県下一の進学校で、其々が個性を持ち仲間にも囲まれて理解ある教師もいる8人に、
物語が進むに連れて、心の中の傷が明らかになっていきます。
死んでしまったのは誰なのか、そして消えてしまった人はどこへ行くのか。
誰にも死んで欲しくなくて、誰にもホストになって欲しくないと思いながら読んでた。
そこまで追い詰めた人物が何でこの中に?
暗いエピソードも出てくるし、ある意味できた話なのかもしれないけど、
上中巻と読んできて、下巻を読み進めるうちに、いい意味での裏切りはやってきた。
ミステリーなんで、中身を沢山語ることが出来ないのが歯がゆいけれど、
これがデビュー作の著者、こんなの最初に書いちゃって次はどうするの?
と思えるくらいの、力作。
それぞれが個々の問題を乗り越え、成長していったんだなぁということが分かります。
途中の怖さ、ドキドキが嘘みたいな終わり方。
細かい描写はないけれど、最後にあの人が会ったある人によって・・・。
びっくりしたのは、解決編直前?
あれはテストですか?挑戦状ですか?
1つ注文をつけるなら、せめて2分冊くらいにしてほしい。
同じ新書でも京極さんあたりなら、この本の2冊分くらいの厚さで1冊にしてるしね。
とにかく、おすすめ。
どうこう言わずに、読んでみてください。
新書
辻村 深月
講談社
2004/08/06
¥861
雪の降りしきる日、高校の校舎に閉じ込められた男女8人の生徒たち。
閉じ込めたのはこの中の誰か、そしてその人物は学園祭の最終日に
屋上から飛び降りて死んでしまっていた。
しかし、それが誰なのか誰も思い出せない。
雪の降り続く中、時間は止まったまま・・・。
長い、長い話でした。
上中下、しかも2段組。
その長さが気にならないくらい先が気になり、怖く、
読み終わったあとは温かい物語でした。
県下一の進学校で、其々が個性を持ち仲間にも囲まれて理解ある教師もいる8人に、
物語が進むに連れて、心の中の傷が明らかになっていきます。
死んでしまったのは誰なのか、そして消えてしまった人はどこへ行くのか。
誰にも死んで欲しくなくて、誰にもホストになって欲しくないと思いながら読んでた。
そこまで追い詰めた人物が何でこの中に?
暗いエピソードも出てくるし、ある意味できた話なのかもしれないけど、
上中巻と読んできて、下巻を読み進めるうちに、いい意味での裏切りはやってきた。
ミステリーなんで、中身を沢山語ることが出来ないのが歯がゆいけれど、
これがデビュー作の著者、こんなの最初に書いちゃって次はどうするの?
と思えるくらいの、力作。
それぞれが個々の問題を乗り越え、成長していったんだなぁということが分かります。
途中の怖さ、ドキドキが嘘みたいな終わり方。
細かい描写はないけれど、最後にあの人が会ったある人によって・・・。
びっくりしたのは、解決編直前?
あれはテストですか?挑戦状ですか?
1つ注文をつけるなら、せめて2分冊くらいにしてほしい。
同じ新書でも京極さんあたりなら、この本の2冊分くらいの厚さで1冊にしてるしね。
とにかく、おすすめ。
どうこう言わずに、読んでみてください。
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