卵の緒

2004年2月26日 小説
ISBN:4838713886
単行本
瀬尾 まいこ
マガジンハウス
2002/11
¥1,470




表題作「卵の緒」と「7’s blood」からなります。

卵の緒は、自分が捨て子だと信じている小学5年生の主人公。
母親はあっけらかんとしていて、やさしい祖父母もいます。
お母さんが、私とたいして年が変わらんというのにもびっくりしたけど、
へその緒を見せると言って、卵の緒を見せるというのもすごいな。
そんな2人だけど、主人公は登校拒否の友達と仲良くやったり、
母親の彼氏とも仲良くしていきます。
母親が主人公の出生について語るシーンがあって、ありえんと思うと同時に
ちょっとジーンときます。

7’s blood は、死んだ父親の隠し子と一緒に暮らすことになった主人公の話。
大人にこびた態度をとる弟に、最初はイライラしていたものの、
少しずつ2人は歩み寄っていきます。
話が進んでいくにつれて、弟を引き取った母親の配慮、2人は別れが来ても、
凛としてそれぞれの道を歩いていけるなって思いました。
個人的には、島津くんがよい感じ。

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