ISBN:4479781110
単行本
香山 リカ
大和書房
2003/06
¥1,365




小説でもないけど、目に付いて半分を図書館で読み、そのまま全部を
読みたくなって借りて帰った本。

あきらめられない症候群とは、何か自分に欠けているのではないか、
まだこれが足りないのではないか、これを手に入れたらきっとうまく行くはず!
・・・なのにまだ何か足りない、だからもっと努力しようという人たち。
主に女性たちです。

そしてそんな努力はやめよう、きちんとした理由があって目指しているのではなく、
何か足りないもののために努力せず、あきらめてみようということを
語っている本です。

すごーく、わかる!と思ってしまった。
私もこのままでいいのかな、何かしたいな、しないとなと思ってしまうから。
実際にすることはなかなかないんだけど、今持っているものに自信がない、
でも本当は周りを見て客観的に見て、いいと思えるものを少しは持ってる。

何か足りないもの、それはキャリアであったり結婚であったり子供であったり。
本当は、手に入れたから全部うまくいくわけではないと分かるけど、
社会であったり親であったり友人であったり、いろんな人からの無言の圧迫がある。
私もそう思っているところがあるから。

著者はあきらめることですっきりしたと、語っています。
もっともっとというよりは、自分を見つめなおして、
あきらめてみることも、ありかもしれないです。

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