翼-cry for the moon-

2004年3月7日 小説
ISBN:4087474534
文庫
村山 由佳
集英社
2002/06
¥800




1ヶ月以上前からちょっとずつ、読んでいたような・・・。
父の自殺を目撃し、母には蔑まれて育てられた真冬。
やっとNYで大切な人たちと出会い、幸せになれると思ったとき、
また不幸が起きてしまいます。
アリゾナの地へその後向かった真冬は、そこでの人々との出会い、
自然との触れ合いを通して、少しずつ自分に向かい合います。

私は外国小説はちょっと苦手で、ほとんど読まないせいもあり、
外国が舞台になっている話をちょっとなーと思ってしまう。
でもこれはそこまででもなく。

「青のフェルマータ」や「野生の風」よりはすんなりと入れたかも。
読んだのが何年も前であることや、これらの作品以降に書かれた翼は、
段々と私になじむものになってきたからかもしれない。

トラウマとか虐待とか読むにはつらいテーマも入っています。
正直こういうテーマは私にとって、しんどいかな。
でも、向かい合わなくてはならないものに、きちんと向かい合うことの
大切さなんかが、伝わってくる話だと思います。

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