百年の恋

2004年3月15日 小説
ISBN:4022575573
単行本
篠田 節子
朝日新聞社
2000/11
¥1,575




東大卒、バリバリのキャリアウーマンで、長身の美人と出会い、
結婚することになったSF批評ライターの主人公。
最初はのぼせていたけど、彼女の実態を全然分かっていなくて、
結婚と同時に振り回されていきます。
そしてなぜ自分と結婚したのかと疑惑が募る中、妊娠が発覚します。

本文中、太字での育児日記は青山智樹さんという別の方が書いているのですが、
もっと生まれてからのことがたくさん書かれているのかと思っていたんだけど、
物語にちゃんとはまっていて面白い。

そしていくら外できれいで仕事のできる人という女性をしていても、
あれはどうだろう・・・と思う。
でもその実態を主人公がこのことを同業者へ愚痴ったとき、言われた言葉は、
その通りなんだよね。
男とか女とか反対の立場だって、あてはまる。
そして主人公が女性はみんな子どもが好きと思って、
「抱っこさせてあげる」という発言にはびっくりした。
男の人ってそういうふうに思ってる人、多いのかな?

でも最後には、子どもに素敵なプレゼントができて、
きっとこの家族は大丈夫だなと思う。
最後まで、タイトルの意味はよくわかんなかったけど。

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