ISBN:4062747545
文庫
村山 由佳
講談社
2004/04
¥620




とりあえず、上下巻に分けたのはどうしてでしょうか?
最初に上巻を手にとって開いたとき、字が大きいなと思った。
細かい字も大変だけど、1冊に出来なかったのかな?

彼女を実の兄にとられてしまって、何もかもだめになった主人公が、
友達の紹介で半年ほど長野の民宿で、住み込みアルバイトをして、
立ち直っていくというのが、大筋。

細かい部分はともかく、大体こうなるんやろなというのは、
最初の方を読んでいて思ったとおりでした。

私は話の本筋とは関係ない方ばかり、気になってしまったので、
こういう話はちょっとだめかもな、と思った。
私にとって、腹が立つエピソードが多い話だったので。
でもそれがなかったら、この小説は成り立たないので、仕方ないです。

おもしろかったんだけどね。

ちょっとネタバレしますよ。
↓↓

腹が立つところ。

由美子、そんなに兄貴が好きなら好きでいいけど、
別れてから付き合えよ。
こういうの、1番嫌い。

自分が悪いと思うなら、悪者であり続けてほしいのよ。
その方がずっとまし。

そしてそれで1回瞳子と寝ただけで、立ち直るのか〜、わからん。
瞳子も好きな人いるくせに・・・。

現実にだってそういうのがあるのは分かってるよ。
でも、やっぱりこういう状況は私、小説でまで読んでるとイライラする。

↑↑
こういうのがだめな人には、おすすめしません。


なんとなくわかった。
私は、瞳子さんの性格が好きじゃない。
だからあまりこの話、好きになれないんだと思う。

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