ISBN:4087746755
単行本
加納 朋子
集英社
2003/11
¥1,785




高校のときのソフトボール部で一緒だった9人。
7年後そのうちの1人が亡くなり、仲のよかった1人が行方不明に。
残った7人のそれぞれの生活、想い、どうしてそうなってしまったのか、
もう1人もどこへどうして行ってしまったのか、それぞれの話が、
1つずつつながり、解き明かさされていきます。

まず、びっくりしたのがキャプテンだった陶子。
このひとは「月曜日の水玉模様」の主人公だった人なのです。
この話でパートナー役だった萩が出てきて、やっと気がついた。
「月曜日〜」よりも数年後の設定になってるのかな。

他にもそういう人がいないかなと思ったけど、いないよね?

物語自体は、それぞれ友人先輩後輩というつながりだけで、
そんなに話のつながりはないのか、本当のところはどうなのか、を
最後までにわかるのかと思っていたけれど、そんなこともなく。
きれいにまとまってる感じです。

友人のためと思ってしたことが、だめだったと言い切れないけれど、
どうにかならなかったのかなぁと思えて仕方ない。

こういう話を読むと、中学のときソフト部だったし、
高校のときの友人はどうしてるかなぁと思ってしまうね。

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